第二十三話 最期の決断
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―…キィン!! ズシャッ!!!!!!
刀と刀のぶつかり合う音と銃声。
総助達がいた場所はあっという間に凄惨な戦場へと姿を変えた。
「前線に出ちゃいけない!!あくまで来た敵だけを相手にするんだ!!!」
―…ズシャッ!!!!!!!
頭数は完全に劣性。
だが敵は会津を始めとする諸藩の寄せ集め部隊…
わずかだがそこに勝機はある。
こうなった以上…長州が生き残る道はただ1つ…
"勝つ"しかない…!!!!
「覚悟を決めたようじゃの、医者坊主。」
敵をなぎ倒しながら、津島は総助に声を掛けた。
「……俺は俺のやり方でやる。お前に利用されるなんてまっぴらだ。俺の仲間は…誰一人死なせない!!!」
「相変わらず…甘すぎる考えじゃのうて。」
「甘くて結構。ほっといて下さい。」
そう言うと、総助は津島の隊から離れた。
迫り来る敵を
![image](http://id42.fm-p.jp/data/242/ruruyuno/pri/165.jpg)
斬って
斬って
斬って
斬って
もう一体どれくらいの時間が経ったのだろう。
![image](http://id42.fm-p.jp/data/242/ruruyuno/pri/166.jpg)
一瞬でも気を抜けば次に地に伏すのは自分だった。
そんな中、津島と総助の隊の戦いぶりは見事なもので
幕府軍を破り去る寸前までいっていた。
「ひるむな!!!そのまま前進じゃ!!!!頭数などそろえようとも我が軍に敵うものか!!!!!」
「右前方、敵兵鉄砲隊あり!!裏手より回って!!!!」
だが、奮戦しているとはいえ
長州側の両隊の被害も軽いものとはいえなかった。
―…ドドドド…ザシュッ!!!
「ぐあっ!!!!」
「うわあああ!!!!!!」
「入江さん!!!山名さん!!」
その瞬間だった
撃たれた味方に気を取られた総助に
銃声が響き渡った。
―…ドン!!!!!!!ドン!!!
「っつ…!!!!!!!」
―…ズシャッ!!!!!
総助は足を数ヵ所撃たれ、馬上から落下した。
「今だ!!!敵大将討ちとれぇぇ!!!!!!!!!」
そして総助めがけて
![image](http://id42.fm-p.jp/data/242/ruruyuno/pri/167.jpg)
刀が降り下ろされた。