第二話 この時代
夢小説設定
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ーガシャーン!!!!!!!!
「御用改めである!!」
『?』
遠くから大きな声を出しながら歩いて来る集団に桜が驚いていると、
総助が一と桜を店の陰に押し込めた。
『な…どうしたんですか!?』
「新撰組だ。」
『し…新撰組って…あの…!?』
歴史にさほど詳しくない私でも知っている、浅葱色の羽織を着た京の治安を守る人達、
それが新選組。
『あの…どうして隠れるんですか?あの人達は治安を守る人達なんじゃ…?』
「そう言うと聞こえはいいなぁ。じゃあ俺らが治安乱してるって事か?」
「まあ一はよく乱してるよね。」
「なんだとコラ。」
「俺達は倒幕派だからね、幕府の配下の新撰組にしたら俺らは悪者って事になるかな。」
『そんな…。』
「いいから隠れてて。一は(よく面倒事起こすから)特に顔が割れてる。」
「ふははは!!あいつらがいっつも面倒な事にするんだよ。」
「一!!うるさい!!」
##IMGR535##
「局長!!あちらに攘夷浪士がいたという情報が!!」
「そうか、すぐに向かおう。」
バタバタ…―――
「行ったか…。」
『…。』
「戻るぞ。」
物陰から新撰組が立ち去ったのを確認すると、三人は裏路地から家への道を急いだのだった。