第十四話 灯篭流し
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―…グイッ
『!!』
「お前が悪いぞ。」
『え…?なっ…何が…ですか…?』
桜は一に抱き締められたまま尋ねた。
「……お前がそんな顔するからネジ取れた。」
『なっ…いっ…つも取れてるじゃないですかっっ!!』
「うるせー!!今日"は"そんなやましいつもりじゃなかったわ!!」
「今日は…って……!!!!」
一は桜にキスすると、桜を押し倒した。
「船での続きでもするか♪」
『高砂さんっっ!!!!!こ…ここ藩邸ですよ!!ダメですっ!!……やっ…!!』
「そーゆう声出されっと…止めるに止めれなくなるな…」
『!!』
そして一が桜の着物の帯をほどこうとした瞬間…。
―…ゴツッ!!!!!!!
「痛っっっ!!!!!!!!!」
「!?」
一の頭の上に重そうな分厚い本が落ちてきており、痛そうに一が上を見ると屋敷の二階に総助がいた。
「いってー…この本…!!!またオメーか!!このクソマリモ!!!!ふざけんな!!普通に舌噛んでたら死んでたぞコラ!!!!」
「そのまま舌噛んで死ねばよかったのに…。」
「だいたい辞書落とす奴があるか!!春就に似てきたな!!お前!!!!」
今まで恋愛においては百戦錬磨だった一が桜のこととなると
緊張で喋れなくなり
総助にしてやられ
空回りし続けていた…。
.......................
「どうだ。何かわかったか。」
「はい。長州藩士との密会、及び捕縛意思の無しを確認致しました。」
「やはりか……。」
「いかがいたしましょう。」
「長門は…長州藩の間者だろう。捕え、尋問だ。」
「は、副長。」
【第十四話】灯篭流し -END-