【続サクラ花火 最終話】優しい手
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ー…ザッ…ザッ
「ふう…。」
『…親瑛さん…ごめんなさい……!!』
「ああ………またな。」
![image](http://id42.fm-p.jp/data/242/ruruyuno/pri/159.jpg)
「寂しくなるッスね。」
境内の掃除をしながら一人佇む親瑛に、俊輔が声をかけた。
「…俊輔…てめえがぬけぬけとよく言うな~?侑の回し者があああああ!!!!!」
「いだだだだだだだだ違いますって!!ギブですギブギブ死ぬ!!」
俊輔を小突くと、親瑛はニッと笑いながら言った。
「ふん、今回は退いてやったがな、誰が諦めるっつたよ。」
「は?」
「あいつが辞書落とせるくらい元気になったら、奪い返すに決まってんだろ。」
「辞書?なんッスかそれ…?」
「それにな、一緒にいる奴ってのは嫌なとこばっか目につくもんなんだよ、そのタイミングを見計らって→感動の再会→既成事実で完璧だ!!」
「なんか人間のクズみたいな事言ってるッスけどそんな上手くいきます…あ痛ッ!!」
「腕の立つ探偵雇ったから問題なし!!よろしくな☆朝比奈くん♪」
「何!?誰!?探偵さん!?桜さん超逃げて!!この人マジだ!!!!!!」
![image](http://id42.fm-p.jp/data/242/ruruyuno/pri/160.jpg)