【続サクラ花火 其ノ十八】とある俊輔の昔話
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「あの二人のお陰で俺は救われたんです…だからもう二人は俺の憧れで!!いつかあんな風になれたらって…って無理ッスよね!!」
『俊輔さん…。』
そう言って俯き笑う俊輔に、桜はニッコリと笑って言った。
『そんなことないですよ。俊輔さんは絶対お二人みたいに、いや、それ以上にだってなれますよ!!だって…』
「…え?」
「俊輔!!待たせたな。」
「あ、親瑛さん!!」
「あんまり遅いから桜さんに親瑛さんの武勇伝話しちゃいましたよ~。」
「…お前俺の昔の話広めるのマジでやめろ!!営業妨害だ!!」
「あはは!!いーじゃないッスか~!!」
一と小忠太そのままのような二人をほほえましく見ながら、桜はポツリとつぶやいた。
『だって…こんなに素敵な国を作ってくれた人の…生まれ変わりなんですから…。』
「桜ー!!お茶くれー!!」
『はーいっ!!』
誰よりもがんばり屋だった彼の作ったこの国で、
こうして今日もまた、皆の平和な日々は過ぎていくのだった。
とある俊輔の昔話 -END-