銃と刀


「ほう?それは何故だ?」

「うげっ」

 と、そこに今までいなかったカノン、クオン、ルイスの姿が!

 やべぇ、(少し)面倒なヤツが今更になって来やがった!←

「何故、そこの男の帽子は外すな、と?」

「…お前、いつからいた」

「『絶対帽子外すなよ』辺りからだ。」

 なんで微妙なところで来るのかなーコイツ…。
 そして嫌な予感しかしないんだけど!

「あなた達は?私はミゾレ。クラスはガンナー、サブは一応パラディン。そしてこっちがシノ。クラスはフーライとケンカク。よろしく。」

「僕はギルド【セレスタイト】のギルドマスターのミゾレ。クラスはプリンス、サブはケンカクです。よろしくお願いします」

「私はカノン。クラスはフーライ、サブはシノビだ」

「…ボクはルイス。クラスはルーンマスター、サブがソードマン」

 取り敢えず普通に自己紹介は済んだっぽい。よかった…と油断したその瞬間。

「ああっと!手が滑ってしまったー!(棒読み)」

 そう言ってカノンがシノの帽子を弾き飛ばした。

「あああああああああああああ!!!」

 って言ってるそばからーーー!!アイツ、そういうヤツだった!!

 俺が頭を抱える中、ちょっとだけキメ顔をきめるカノン、その他メンバーは茫然としている。
 その中、パサリと帽子が床に落ちる。そして肝心のシノはというと……

「うん?」

 キョトンとした表情でセリアン族特有の耳をピコピコと動かしていた。

 それを知らないクオン達は固まる。そして

『ええええええええええええ!!?』

 当然、そんな声が上がった。


 …うん、そうなると思ってたから!俺は言ったのにな!!

 


 
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