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日々の記録

【独りは…?】

ミコト「やぁやぁいっつー、ごきげんよーう」

イツキ「ん…ミコトかー」

ミコト「…ね、マジメな話していい?」

イツキ「いいけど…明日は雪でも降りそうですね。」

ミコト「そんなに意外か!!…まあいいけど。んで、話なんだけどさ…2020年のことだけど」

イツキ「ざっと80年前か。…しかも書き換える前?」

ミコト「そうそう。…で、前に話したよね。私さ、二アラ討伐前の日…つまり、実質ミズチとの戦いの前にもなるんだけどね」

イツキ「確か―――夢でしたよね」

ミコト「――…そう。夢を見たんだよ。」









 「ごめんね…私、帰れそうにないや…っ」

 「な…何言ってんの、ナナセ…」

 「皆、MANAも尽きてるし…もう、いいの…」

 「や…やだ、やだやだ!そんな、ダメだよっ…!」

 「ナナセ…っ!」





 「会いたい…今すぐにでも…だから――」

 「やめて、やめて!!フユトもやめてぇぇぇ!!」

 「――開け、バロールの邪眼。そして、僕の命を奪え。」

 「いやあああああああああああ!!!」






 「ナナセ……フユト……っ置いてかないでよ…置いてかないでよぉ…私を、独りにしないでえええええ…!!」





ミコト「まだ二アラの存在すら認知していないというのにね…二アラを倒した後の、所謂BADENDってやつだねぇ、ありゃ。」


イツキ(目が笑ってない…)


ミコト「予知夢か何かだったのかはわからないけど、すごく、怖かった…それだけは覚えてる。」

イツキ「…ミコト」

ミコト「ねぇ、イツキ。独りって…怖い?」

イツキ「………」




 「…あの三人、亡くなったよ」

 「そっか…そっかぁ…そう、だよね…っ」

 「…イツキ」

 「う…うぁぁ…何で、何でボクは……姿も変わらずに、みんなに置いてかれて…死ぬ勇気もなくて…ボクは…!」

 「……よしよし(でも。あの三人…また本人として転生しているんだよね…いつか言わないと――)」





イツキ「そんなの、怖いに決まってるじゃないか。」

ミコト「…イツキ、泣いてる…」

イツキ「ミコトもだよ…ホラ、おいで」

ミコト「えー…私、ミユキじゃないんだけどなぁ…それに一応好きな人はいたというか、もう一度同じように転生しているみたいだからさー…って!?(ギュー」

イツキ「……よしよし(ナデナデ」

ミコト「……おじいちゃんみたいだよ、いっつー…(力なく笑う)」

イツキ「あながち間違いじゃないですよ、ボク。」

ミコト「そーいやそうだねー………。でも、ありがと。」

イツキ「いえいえ。…お互い臆病者だしね。」

ミコト「…そーだね。独りは嫌だもんねー…」





ミコトとイツキが抱える闇の様な物の話。
二人共「独りは怖い」。

灰色の文章は回想の様な物。片方はミコトの夢、もう片方はかつての仲間達の訃報を聞いた時のイツキとミイヤの話。


でもその時点で“本人として転生”は確定していた。けども言うタイミングを逃して、とうとう耐えられなくなったイツキは自殺未遂を起こしてしまうという…。
まあそのままⅢ本編に突入してルシェにされてしかもかつての仲間達と再会しているという…
イツキ曰く「ミイヤの馬鹿!もっと早く言ってよ!!」…まったくもってその通り←

 
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