Nの悩み事…?
「リアンにね、告白しようと思うんだ。」
「んぐっ!?」
ガタッ!
Nは何気ない顔でそう言ったが、オレは食べていたサンドイッチを喉に詰まらせ、リヒトは音をたてて椅子から立ち上がった。
そんな反応をしたオレ達を見て、Nは不思議そうに首を傾げていた。
「何なの、二人共……」
「ぇ……は、…え?」
「ッ!…みっ…水…水!!」
…案の定、というか…オレもリヒトも、Nの問いには答えられなかった。
いや、オレの場合は喉に詰まってるし!窒息させる気か!!
コップに入っていた水を一気に飲み干し、何とか助かった……
チラッとリヒトを見ると、茫然自失したまま立ちっぱなしだ。
「おーい、リヒトー?」
リヒトの目の前で手を振ってみるが反応しない。
余程さっきのNの言葉……いや、爆弾発言にショックを受けたんだろう。完全に放心している。
或いは立ったまま気絶か。←
「リヒト、大丈夫かい?」
「………」
ダメだな、ありゃ…
となると……強引だが…やるしかねぇ。
オレは一度深呼吸をして、リヒトの胸ぐらを掴もうとした。