伝説の威厳がなんとやら。


「ふむ、お主らがカロスの……」

「「ホァッ!?」」

「ピカもモミジも何してんのよ…」

 呆れたフランの溜め息が聞こえたが、俺とピカは目の前にいる黒衣の青年……ゼクロムに唖然としていた。






 伝説の威厳は何処に。









「ととと…というか、何でゼクロム様がああああああ!?」

 ピカもいつもと違い、かなり混乱していた。

「いや、そこまで気を使わなくてもいいからな?ピカチュウの少年!」

 と、今度はゼクロムの後ろから白いパーカーの青年が現れた。

 まさか、まさか!?

「レっ…レシラム様っすかああああああああ!?」

「おっ!当たりだぜ、マフォクシーの少年!」

 ヤベエエエエ!!伝説様に会えるなんて!!

 しかも、俺の姿見て、男だってわかってくれるなんて…!←

 やっぱり、伝説って威厳があってすげえぇえぇぇ!!














「おー。レシとゼクじゃん、何百年ぶり~」

 とか言ってたら、我が家の伝説様のゼルネアスのルネア(現在リラックスモード)がやって来た。
 リラックスモード特有の、ぬほーん…とした表情のままで。←

 何故だろう、この状態のルネアには威厳の欠片すらねぇ。……って。

「「「何百年ぶり!?」」」

 何気にサラッと言いやがったよ、この伝説様!←

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