人ときどき鬼。たまに鴉
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銚子は恋柱、甘露寺蜜璃に捕まっていた。
蝶屋敷の縁側でわんわん泣きながら「ひどいのひどいの!」と言って嗚咽を漏らしている。
可愛らしい顔もぐちゃぐちゃでそれはもう大変なことになっていた。
銚子の服も。
聞くところによれば蕎麦屋で食事をしていたらそこの主人に「あんたほんとに女か?」等と言われたらしく大変傷心したらしい。
しのぶもアオイちゃんもいないため、たまたま縁側に寝転がっていた銚子が泣きつかれることになったのだった。
銚子は困り顔で甘露寺の顔を手拭いで拭きながらなんとか泣き止んでもらおうと頭を働かせた。
「そんなに泣いたら目が腫れちゃいますよぅ!恋柱様はかわいくて強くて素敵なんですからそんなちっちゃい男の言葉気にしたらダメです!恋柱様を悪くいうやつは銚子と蛇柱様がコテンパンにやっつけてやりますから!」
ふんす!と息巻いて見せると甘露寺の涙が止まった。
ありがとう!!!銚子ちゃん!!
ぎゅっと抱き締められて銚子はぐぇと呻く。
筋肉八倍恐るべし。
身動きできないレベルの包容は初めてだなと銚子はぎゅうぎゅうと締め付けられる感覚にされるがままになる。
それからしばらくして、屋敷に帰ってきたしのぶに助けられ銚子はなんとか恋柱の包容地獄を抜け出したのだった。