勇躍きたれ

■闘技(観戦)

♠8 試合を観戦する


■NPC戦闘

1人目:(1d6で偶数ならフェリオ 6)フェリオ
2人目:アンブリス


闘技大会、最終日。決勝に進んだのは、フェリオとアンブレスだった。

試合開始(1人目のランクで判定):
♣3<12
♦3<12
結果:フェリオの勝利
盛り上がる試合だった。
 観客は大満足のようで、おひねりまで投げ入れられた。


流麗な剣技で観客を魅了するフェリオに対し、アンブレスは多彩な薬品を駆使し、緻密に戦況を操る。一瞬たりとも気を抜けない激戦に、会場は沸きに沸いた。

そして、壮絶な攻防の末――勝者となったのはフェリオだった。

■夕食

♠8 戦ったことのない闘志と/装備・武器の話題ややりとり
(1d6で偶数なら闘技場で見かけた(観戦した)闘志 🎲2)


最終日ということもあり、食堂は闘士たちでにぎわっていた。皆、それぞれの戦いを終え、互いの健闘をたたえ合いながら杯を交わしている。

その中にフェリオの姿を見つけたが、彼の周りには人が集まっていた。食堂の隅で静かに食事をとっていると、意外な人物が声をかけてきた。決勝戦のもう一人の闘士――アンブリスだ。

なんでも、私の初日の試合を観ていたらしい。「敵を弱らせ、優位を取る」という点で私たちの戦い方は似ている。互いの武器や戦術の話で盛り上がった。サブウェポンとして、毒の扱いを学ぶのも面白いかもしれない。
「薬学に興味があるなら、吾輩の工房を訪ねるといい。」そう言って彼は笑った……かどうかは定かでは無い。防毒マスクで顔全体が覆われているからだ。

この人、今までどうやって食事してたんだろう……。

■おわりに

全日程を終え、闘技大会はついに閉会を迎えた。私は闘士用の出口に立つ。四日間閉ざされていた鉄の門が、今は外へと向けて開かれている。ようやく、外の世界へ戻れるのだ。
初戦で敗退したとはいえ、出自も戦闘スタイルも様々な闘士たちと出会い、戦いを目にし、交流したこの四日間には、それなりの収穫があった。……うん、悪くなかった。
それでも私は、なぜか一歩を踏み出せずにいた。
このまま門を出てしまっていいのだろうか?だって私――彼と、まだ一度もまともに話していない。

「おーい、君!」背後から声がかかる。

振り返ると、そこにはフェリオが立っていた。

「良かった、やっと見つけた。ずっと探してたんだよ、君のこと」

驚いた。初戦で負けた私のことなど、とっくに忘れていると思っていた。
いや、私はこの四日間で嫌というほど知ったのだ。彼は、そういう人じゃないって。

「君との試合、本当に楽しかったよ。君の戦い方は――その、美しかった」
そう言って頬を掻く彼の顔が、どこか赤い気がした。

「またどこかで会えるかな?」

いつもの作り笑いじゃ無くて、勝手に頬が緩んでいるのを感じる。我ながら情けない。
それから気を取り直し、とびきりの笑顔を作って答える。

「また、闘技場で」

彼もにっこり笑った。

「うん、俺はここでいつでも君を待ってるよ」

そうして私たちは別れた。そう――私はまた、ここに戻ってくる。そのためにも、もっと強くならなくちゃ。
門の外に出ると、空が青くどこまでも広がっていた。私は大きく伸びをして、深呼吸する。
さて――次は、どこへ行こうか。

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