勇躍きたれ
■闘技(観戦)
■NPC戦闘
闘技大会、最終日。決勝に進んだのは、フェリオとアンブレスだった。
流麗な剣技で観客を魅了するフェリオに対し、アンブレスは多彩な薬品を駆使し、緻密に戦況を操る。一瞬たりとも気を抜けない激戦に、会場は沸きに沸いた。
そして、壮絶な攻防の末――勝者となったのはフェリオだった。
■夕食
最終日ということもあり、食堂は闘士たちでにぎわっていた。皆、それぞれの戦いを終え、互いの健闘をたたえ合いながら杯を交わしている。
その中にフェリオの姿を見つけたが、彼の周りには人が集まっていた。食堂の隅で静かに食事をとっていると、意外な人物が声をかけてきた。決勝戦のもう一人の闘士――アンブリスだ。
なんでも、私の初日の試合を観ていたらしい。「敵を弱らせ、優位を取る」という点で私たちの戦い方は似ている。互いの武器や戦術の話で盛り上がった。サブウェポンとして、毒の扱いを学ぶのも面白いかもしれない。
「薬学に興味があるなら、吾輩の工房を訪ねるといい。」そう言って彼は笑った……かどうかは定かでは無い。防毒マスクで顔全体が覆われているからだ。
この人、今までどうやって食事してたんだろう……。
■おわりに
全日程を終え、闘技大会はついに閉会を迎えた。私は闘士用の出口に立つ。四日間閉ざされていた鉄の門が、今は外へと向けて開かれている。ようやく、外の世界へ戻れるのだ。
初戦で敗退したとはいえ、出自も戦闘スタイルも様々な闘士たちと出会い、戦いを目にし、交流したこの四日間には、それなりの収穫があった。……うん、悪くなかった。
それでも私は、なぜか一歩を踏み出せずにいた。
このまま門を出てしまっていいのだろうか?だって私――彼と、まだ一度もまともに話していない。
「おーい、君!」背後から声がかかる。
振り返ると、そこにはフェリオが立っていた。
「良かった、やっと見つけた。ずっと探してたんだよ、君のこと」
驚いた。初戦で負けた私のことなど、とっくに忘れていると思っていた。
いや、私はこの四日間で嫌というほど知ったのだ。彼は、そういう人じゃないって。
「君との試合、本当に楽しかったよ。君の戦い方は――その、美しかった」
そう言って頬を掻く彼の顔が、どこか赤い気がした。
「またどこかで会えるかな?」
いつもの作り笑いじゃ無くて、勝手に頬が緩んでいるのを感じる。我ながら情けない。
それから気を取り直し、とびきりの笑顔を作って答える。
「また、闘技場で」
彼もにっこり笑った。
「うん、俺はここでいつでも君を待ってるよ」
そうして私たちは別れた。そう――私はまた、ここに戻ってくる。そのためにも、もっと強くならなくちゃ。
門の外に出ると、空が青くどこまでも広がっていた。私は大きく伸びをして、深呼吸する。
さて――次は、どこへ行こうか。
♠8 試合を観戦する
■NPC戦闘
1人目:(1d6で偶数ならフェリオ 6)フェリオ
2人目:アンブリス
闘技大会、最終日。決勝に進んだのは、フェリオとアンブレスだった。
試合開始(1人目のランクで判定):
♣3<12
♦3<12
結果:フェリオの勝利
盛り上がる試合だった。
観客は大満足のようで、おひねりまで投げ入れられた。
流麗な剣技で観客を魅了するフェリオに対し、アンブレスは多彩な薬品を駆使し、緻密に戦況を操る。一瞬たりとも気を抜けない激戦に、会場は沸きに沸いた。
そして、壮絶な攻防の末――勝者となったのはフェリオだった。
■夕食
♠8 戦ったことのない闘志と/装備・武器の話題ややりとり
(1d6で偶数なら闘技場で見かけた(観戦した)闘志 🎲2)
最終日ということもあり、食堂は闘士たちでにぎわっていた。皆、それぞれの戦いを終え、互いの健闘をたたえ合いながら杯を交わしている。
その中にフェリオの姿を見つけたが、彼の周りには人が集まっていた。食堂の隅で静かに食事をとっていると、意外な人物が声をかけてきた。決勝戦のもう一人の闘士――アンブリスだ。
なんでも、私の初日の試合を観ていたらしい。「敵を弱らせ、優位を取る」という点で私たちの戦い方は似ている。互いの武器や戦術の話で盛り上がった。サブウェポンとして、毒の扱いを学ぶのも面白いかもしれない。
「薬学に興味があるなら、吾輩の工房を訪ねるといい。」そう言って彼は笑った……かどうかは定かでは無い。防毒マスクで顔全体が覆われているからだ。
この人、今までどうやって食事してたんだろう……。
■おわりに
全日程を終え、闘技大会はついに閉会を迎えた。私は闘士用の出口に立つ。四日間閉ざされていた鉄の門が、今は外へと向けて開かれている。ようやく、外の世界へ戻れるのだ。
初戦で敗退したとはいえ、出自も戦闘スタイルも様々な闘士たちと出会い、戦いを目にし、交流したこの四日間には、それなりの収穫があった。……うん、悪くなかった。
それでも私は、なぜか一歩を踏み出せずにいた。
このまま門を出てしまっていいのだろうか?だって私――彼と、まだ一度もまともに話していない。
「おーい、君!」背後から声がかかる。
振り返ると、そこにはフェリオが立っていた。
「良かった、やっと見つけた。ずっと探してたんだよ、君のこと」
驚いた。初戦で負けた私のことなど、とっくに忘れていると思っていた。
いや、私はこの四日間で嫌というほど知ったのだ。彼は、そういう人じゃないって。
「君との試合、本当に楽しかったよ。君の戦い方は――その、美しかった」
そう言って頬を掻く彼の顔が、どこか赤い気がした。
「またどこかで会えるかな?」
いつもの作り笑いじゃ無くて、勝手に頬が緩んでいるのを感じる。我ながら情けない。
それから気を取り直し、とびきりの笑顔を作って答える。
「また、闘技場で」
彼もにっこり笑った。
「うん、俺はここでいつでも君を待ってるよ」
そうして私たちは別れた。そう――私はまた、ここに戻ってくる。そのためにも、もっと強くならなくちゃ。
門の外に出ると、空が青くどこまでも広がっていた。私は大きく伸びをして、深呼吸する。
さて――次は、どこへ行こうか。