シャムタンティの丘を越えて

6日目

(222)
翌朝早く目が覚めた。日が登ってからしばらくすると俄かに周囲が騒がしくなり、部屋の中に5人のスヴィンと後から立派な身なりの老人が入ってきた。
老人はこの村の族長でプロテウスと名乗った。彼は私を捕らえた事を詫びて、下男にパンと牛乳を持って来させる。やはり悪意があって捕らえてるわけではなさそうだ。ありがたく頂く事にした。

【体力+2】
スヴィンの族長から直々に、生贄に捧げられた娘を助けるよう懇願された。
人の良さそうな族長だけど、沢山のスヴィン達に囲まれているし選択の余地はなさそうだ。まぁ、放ってもおけないしね。
承諾するやいなや、あれよあれよという間に籠に乗せられ魔物の住まう洞窟の秘密の入り口の前で下されたのだった。

(100)
暗闇の中で目を凝らす。松明をともすと、そこは大きな岩屋だった。
静寂がやけに重く感じる。やれやれ、こんな時になってあのお喋りが懐かしくなるなんてね。
幸い、休息を取ったので体力は万全だ。適切に魔法を使いながら先に進もう。
目の前の通路は二股に分かれている。とりあえず右にいってみよう。

(3)
しばらく歩くと丁字路に突き当たる、ここも右の道を選ぶ。

(26)
角を曲がり警戒しながら進むと、遠くの方でごろごろと音が聞こえる。大きな丸岩が大変な速さで通路を転がってくる!
私は咄嗟に魔術で防壁を作った。
WAL!
【体力−4】

(323)
大岩が防壁に激突し洞窟全体を震動させる。岩は防壁から跳ね返るとまた坂の上へと転がっていった。また岩が転がってこないうちに先ほどの丁字路まで戻ってきた。どうやらハズレの道を引いたみたいだ。次は左にいってみよう。

(63)
左の通路を進む。泥に足を取られたとたん足元の地面が消えた。落とし穴だ!何か柔らかいものの上に着地する。いや…これは地面じゃない。蛇だ。穴のそこにはびっしりと蛇が蠢いている!結局、右の通路も左の通路も罠だったってことか…。なんて恐ろしい場所なんだ。
シュウシュウという蛇の息遣いを聞きながら私は思考を巡らせる。こんな場面で使えそうな魔法は…何も思いつかない!
こうなったら正義の女神リブラに祈るしかない。
蛇たちはみるまる生きたはしごになって、上の通路まで達する。リブラが祈りを聞き届けてくれたようだ。それをよじ登って、元の部屋に戻る。左へ進もう。


(151)
また道が2つに分かれていたので、今度は左に行ってみる。
廊下の奥からかすかに泣き声が聞こえる。暗がりに隠れていたのは、スヴィンの少女だった。族長の娘で間違い無いだろう。私は助けに来た事を告げて震えている彼女の手を取る。無事でよかった。あとはもう逃げるのみだ。

(195)
背後から唸り声が聞こえて、私は警戒する。
ふいに廊下の壁が崩れ出した。倒れた壁が退路を防ぎそうだ。前進するしかないか。
行く手に細い光が見える。出口だろうか。
唸り声はますます大きくなり、私はようやくその主の姿を視認した。咄嗟に壁際まで後退し、アレを見なくて済むように子供の目を覆う。
獅子の体に蠍の尾、老人の顔に2枚の翼、マンティコアだ!
洞窟に住む魔物というのはこいつのことか…!尾の先で鋭く光るのは巨大な毒針、あれに触れたらただでは済まなそうだ。まずは魔術で相手の動きを鈍らせる。
DOZ!
【体力-2】
マンティコアの動きが鈍った。
さらに攻撃魔法を畳み掛ける。
HOT!
【体力-4】
掌にに作り出された火球をマンティコアに投げつける。火球は怪物の脇腹に命中し苦痛の咆哮が岩屋に轟いた。
一旦退いたマンティコアは、向かいの道路で私に飛びかかるべく構えている。怪物が跳躍すると同時に魔法で防壁をつくる。
WAL!
【体力-4】
空中に見えない防壁が展開される。強かに体を打ちつけたマンティコアが動けないでいるうちに、少女の手をつかんで、洞窟から逃げ出した。

(456)
族長の娘を取り戻した村はお祭り騒ぎだ
私は体を休めるために一泊することにした。
スヴィンの司祭から怪我の手当を受ける。
【体力点、技術点、強運点が原点に戻る】
スヴィンの族長から金貨10枚と大きな鍵を贈られた。なんとカレーの町の門の鍵だ。人に見られずに街に入ることができる。これはありがたい。この村の人達とは強い絆が出来たようだ。
【強運転(原点)+1】

シャムタンティ山地を抜けて、港町カレーへ。
次の冒険の始まりだ。

【ステータス】
技術点:9/9 体力点:20/20 強運点:9/9
【所持品】
金貨:21枚
蜜蝋
銅の鍵
大きな鍵
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