シャムタンティの丘を越えて

4日目
(147)
午前中かけて山の頂にたどり着き、その後は道を下って小さな村に差し掛かかる。村人達は皆みすぼらしい格好で、私を見ると怯えたかのように家に駆け込んでしまった。手足のない者や体を引きずっている者もいる。彼らに一体何があったのだろう。
話が聞きたくて、小さな家の1件の扉を叩く。声がしたので中に入ってみると、部屋の壁際に家族3人、怯えて小さくなっている。手を差し出そうか迷ったけど、ここまで怯えた人に話しかけるのも気が引けるな、恐怖に駆られて何をしでかすか分からないし。結局、何もせずに村を後にした。

(220)
坂を少し下ったところで小休止。腰を下ろし辺りを見渡す。この道をまっすぐ行くとかなり大きな村があるようだ。日も暮れてきたし、今日はその集落に向かって下っていこう。ふと、肩のそばに羽根の生えた小さな生き物が浮かんでいることに気づいた。この生き物は“豆人“と呼ばれる種族で、ジャンと名乗った。
ジャンは今見下ろしているのがシャムタンティ山地最大の村であるビリタンティだと教えてくれた。
よし、今日はあの村で休もう。
豆人がついて行きたがったので肩に乗る事を許す。旅は道連れ、というやつだ。

(111)
村は大変なお祭り騒ぎだ。
ジャン曰く今日は子供祭りの日で、年に一度、子供たちはいたずらでもなんでもしたい放題が許されるのだとか。奇妙な祭りもあったものだ。子供たちにいたずらされてもかなわないので祭りの喧騒を避けて宿屋に向かう。

宿泊料は金貨4枚。大きな村なだけあって物価が高いな。
残りの金貨も心許ないので、村の近くで野宿をすることにした。人里が近いからか野生動物に遭遇することもなさそうだ。ゆっくり休めるぞ。
【食事:体力+2】
【睡眠:体力+3】
5/7ページ