プレイログ
PC: 晃上 柳(コウガミ ヤナギ)
今日の体調:♣Q15点
手に入れたきっかけ:♥Q人からもらった
***
同じクラスの柏木さんから入浴剤をもらった。この間、教師に押し付けられたという資料整理を手伝ったので、そのお礼とのことだ。
「この入浴剤を使うと、好きな人の夢が見れるんだって」
冗談めかして彼女は言った。いかにも女子が好きそうな謳い文句だなぁと思うけど、せっかく貰ったので使ってみることにする。
***
入浴剤を入れて乳白色になった湯船に浸かる。金粉がきらきらと煌めいてとても綺麗だ。
ゆらめく水面と湯気に何かが映り始めることに気が付いた。
それは談笑している二人の男女…10年前に他界した僕の両親だった。
♠J もういない
♦8 人々
体力ー8(7)
【深く潜る】
♣︎9聴きたい声や音
体力−9(0)
どこからか懐かしい声が聞こえてくる。遠くて何を話しているかはわからないけど父さんと母さんの声だ。穏やかな声音で話す父さんに、にこにこしながら相槌を打つ母さん。10年前まで当たり前だった光景。
いつの間にか、二人がいない時間の方が長くなっていて、もう声だって忘れてしまったのだと思っていた。
…そんなことなかった。二人のこと、ちゃんと覚えていたよ。
なんだか、胸の奥まで温かいものに満たされたような気持ちになった。
***
どうやらのぼせてしまったようだ。水分を欲した身体がふらつきながら台所に向かい、冷蔵庫から麦茶を取り出す。ちょうど皿を洗っていた祖母が驚いたように声をかけた。
「柳さん、あなたまだお風呂に入っていたの?」
「少し、湯船でぼーっとしていて…」
「何をやってるんだか…」そこまで口にして祖母は顔を顰める。
「まだ顔が濡れてますよ。ちゃんと拭いてから出なさい」
「す、すみませんっ」
今日の体調:♣Q15点
手に入れたきっかけ:♥Q人からもらった
***
同じクラスの柏木さんから入浴剤をもらった。この間、教師に押し付けられたという資料整理を手伝ったので、そのお礼とのことだ。
「この入浴剤を使うと、好きな人の夢が見れるんだって」
冗談めかして彼女は言った。いかにも女子が好きそうな謳い文句だなぁと思うけど、せっかく貰ったので使ってみることにする。
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入浴剤を入れて乳白色になった湯船に浸かる。金粉がきらきらと煌めいてとても綺麗だ。
ゆらめく水面と湯気に何かが映り始めることに気が付いた。
それは談笑している二人の男女…10年前に他界した僕の両親だった。
♠J もういない
♦8 人々
体力ー8(7)
【深く潜る】
♣︎9聴きたい声や音
体力−9(0)
どこからか懐かしい声が聞こえてくる。遠くて何を話しているかはわからないけど父さんと母さんの声だ。穏やかな声音で話す父さんに、にこにこしながら相槌を打つ母さん。10年前まで当たり前だった光景。
いつの間にか、二人がいない時間の方が長くなっていて、もう声だって忘れてしまったのだと思っていた。
…そんなことなかった。二人のこと、ちゃんと覚えていたよ。
なんだか、胸の奥まで温かいものに満たされたような気持ちになった。
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どうやらのぼせてしまったようだ。水分を欲した身体がふらつきながら台所に向かい、冷蔵庫から麦茶を取り出す。ちょうど皿を洗っていた祖母が驚いたように声をかけた。
「柳さん、あなたまだお風呂に入っていたの?」
「少し、湯船でぼーっとしていて…」
「何をやってるんだか…」そこまで口にして祖母は顔を顰める。
「まだ顔が濡れてますよ。ちゃんと拭いてから出なさい」
「す、すみませんっ」