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Noir Note

○月✕日

△△動物園において、出勤した職員が遺体を発見した。遺体はかなり損傷が激しかった。それもそのはず、発見された当時それはライオンの檻の中に転がっていたのだ。ライオン達にとっては思いがけないご馳走になっただろう。

身につけていた衣服等から、昨晩当直で園内に泊まり込んでおり、それ以降連絡がつかなくなっている飼育員Aであると断定された。

胸ポケットに突っ込まれていた手帳には乱雑な文字で以下のような手記が綴られていた。

『不審者 刃物持っている

追ってきた 不思議な術使う お守りのおかげで助かった

奴は毒をもっている やられた 手足がしびれてきた 神さまたすけて

奇襲された 明りを失う 

ぼくは神にまもられている やつにさばきを

食べられている いたい 』
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