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短々編

「どうも、神威がくぽと」
「初音ミクです」
「「よろしくお願いします」」


「えー、今日は私の誕生日1ヶ月前記念パーティということで、皆様誠にありがとうございます」
「ついでに我の誕生日一年前記念でもあるそうで」
「いやそれはツッこんでくださいよ、今日って言っちゃいましょうよ」
「己の誕生日を声高に主張する人間は些か恐ろしくないか?」
「気にすることないですよ。私たち人間じゃないんですから」
「そうだな。では失礼して」
「どうぞー」

「今日は我の誕生日である!祝え!」

「そうそうその調子」

「まあ我らもこれで同い年だ。仲良くしてくれたまえ」
「同い年?」
「そうだ。我は今年で十六だろう」
「そうですね」
「そして汝も今年で十六だ。おめでとう」
「ありがとうございます。でも私、今度17ですよ」
「否、『初音ミク』は『十六歳』なのだろう?」
「ああ、そういう意味ですか。でもその理論ならあなたも16歳ではないのでは?」
「我に年齢といった概念はないのだよ」
「へー、賞味期限のないアイスみたいですね」
「それは青いのに言いたまえ。喜ぶだろう」
「今度伝えてみます」

「というわけで、我らは同い年なのだ。わかったな」
「16でその身長は羨ましい限りですね」
「珍しくもなかろう。零歳になっておらずとも一七〇㌢に達するものもおる」
「ああ、足立レイですね」
「呼びましたか」
「うわ、おどかさないでください」
「どうも、呼ばれて飛び出て足立レイです。実は迷子になってしまって」
「まったく、どこへ行きたいんですか」
「私が初めて自立した日記念パーティ会場です」
「それは……あー……その……既に終わったではないか」
「そんな、何かの間違いでは」
「いいえ。今日は7月31日で、あなたの記念日は7月27日です。何より4日前にお祝いしたばかりでしょう、あの高貴な鳥のお店で」
「凄まじい戦いだったな、あれは」

「では二次会と洒落込みましょう。行きますよ、お二人とも」
「本日の主役は我であるのだが」
「めでたいことが多いのは良いことじゃないですか。お祝いし合いましょうよ」
「わかったわかった、袖を引っ張るな。えー、それでは神威がくぽと」
「初音ミクと」
「足立レイでした」

「「「ありがとうございました〜」」」
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