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「んでさ、仁王が白城さんフったってマジ?」
「「は~あ…」」
「…ンだよ、2人して。」
「丸井くん意外に空気読めない。」
「天才的じゃのう。」
昼休みに入り、屋上で再びカードを切っていると、丸井がタイムリープしたような質問を吐いた。朝の出来事をかいつまんで話す。
「そっか…悪ぃ悪ぃ。でもぶっちゃけ気にならね?塩谷も。」
「気にならないわけじゃないけど、あんまりそういうの聞かれるのイヤでしょ。」
「しかし何じゃ?その白城とかって女子はそんなに有名なヤツなんか?」
「まあな、好きな人と付き合えなかったことがないって言ってたらしいし。それもあって皆気になってんじゃね?実際顔は整ってっし。」
「そんなに言うならお前さんが付き合いんしゃい。」
「いや、遠慮しとくっ。」
「そんで、詮索に困ってたら塩谷が助け舟にカードを出してきてくれたという訳じゃ。」
「ウノ!」
「…。」
場に出たカードが全部自分に回ってくる。
「それとも本当にただ遊びたかっただけかのぅ。」
「さぁね。」
塩谷はニヤリと不敵な笑みを浮かべる。
「まぁ…私もそういうことで困った時があったから。」
思わぬセリフに手が止まった。自分の気持ちを代弁するように丸井が続ける。
「ん…ちょっと待て、」
「なに?カードちゃんと2枚取ったよ?」
「いや、それってつまり、塩谷も告られて質問攻めにあったことがあるって事かよ?」