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「あっ…っちょ、だめ、そこ…」
「痛かったか?」
「ううん…ていうか、くすぐったくて…」
「なんじゃ、くすぐったがりじゃのうお前さん。」
「や、止めてほんと、うは、むり、」
自分より遥かに小さな背中を揉み解すのは、力の加減が難しく、始めて数分、かもめは体を捩らせて笑っていたが、しばらくすると落ち着いて背中をこちらに預けるようになった。親の肩揉みだってやったのはずいぶん昔のことだ。女性の体がしなやかで柔らかいことなど知る由もない。落ち着いたかもめと相反するように、自分の鼓動が早鐘を打っている。加えて僅かなシャンプーの匂い、息遣い、体温の混ざり。
「ん…ぅ…そこ…」
「ん?ここか?」
「うん…そこ、気持ちいい。もっと強くしても平気…」
「…どうじゃ、痛くないか。」
「いい…よ…すごい、上手ね、仁王くん…。」
「のう…かもめ…なんて言うかこれ……。」
「ん…なぁに…」
「…エッチっぽいのう?」
「エッ…、、、、!!!」
かもめは背中をびくんと震わせて立ち上がった。みみを真っ赤にして、ぶるぶると震えながら困ったように眉を寄せ、振り向く。
「…そ…そんなこと言われたら…。」
「…そんなこと言われたら?」
「…イイって言いづらいじゃん…」
「っぽいってだけじゃ。っぽいって。そんなに反応されたら俺もよう揉めん。」
「なんか急に恥ずかしくなってきちゃった…」
「まぁまぁ、座りんしゃい。どうせ俺しかおらん。…それとも、もう止めにするか?」
「…も、もうちょっとだけ…して…」
なぁ、かもめ。そういう言い方、ますます…なんじゃけど。
***