文化祭
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「はぁ、本当に楽しかったね。」
あっという間に後夜祭。3Bの打ち上げはちょっとしたラウンジを借りて、軽いスナックを摘んだり、カラオケをしたり。隅にたむろしてメロンソーダをちびちびと飲んでいたら、小道具に使っていた帽子屋の帽子が回ってきた。
「…プリ」
「あはは、仁王やっぱりソレ似合うよ。」
「もう今日はアイドルはせんのか?」
「だから、もう魔法は解けちゃったってば。」
「ちょっと意外だったのお。お前さんがあんな目立つことするなんて。」
「えへへ…まぁ、柄じゃないかな。」
「似合っとったよ。」
「…ありがとう。」
かもめの所にはうさぎの耳が回ってきた。手招きされるままに顔を寄せて、一緒に写真を撮る。
「みて、今日だけですごい枚数写真撮っちゃった。」
スクロールすると、今日の思い出が色鮮やかに蘇る。ふと、聞き覚えのあるイントロが聞こえてきた。
「塩谷~!今日の!歌って!」
「ええ⁈ 無理だよ歌いながら踊るのは…」
半ば無理矢理にマイクを持たされたかもめが苦笑いする。この曲は、今日のあの曲。
「…それじゃ、みんなも一緒に踊ってね!」
周りに振り付けを指南しつつ歌うかもめは、やっぱりアイドルみたいだった。ポケットからサイリウムを取り出して振ると、かもめはケラケラと笑った。歌い終わると拍手が沸いて、汗を拭き拭きかもめは戻ってきた。
「すっかりアイドルじゃのう。」
「私は、そんな、アイドルっていうか…仁王が私のこと見て笑ってくれたら、それが1番。」
かもめは照れたように笑った。
「ね、大会とか、色々…忙しいと思うけど、また一緒にいっぱい楽しい思い出つくろうね。」
「プピナッチョ。」
その後、家に帰って、何度も今日の写真を見返した。
随分迷ってから、ロック画面を自分にとってのアイドルとのツーショットに変えて、眠りに落ちた。
(多分学校で見つかって本人に変えろと怒られるまでの命じゃ)
あっという間に後夜祭。3Bの打ち上げはちょっとしたラウンジを借りて、軽いスナックを摘んだり、カラオケをしたり。隅にたむろしてメロンソーダをちびちびと飲んでいたら、小道具に使っていた帽子屋の帽子が回ってきた。
「…プリ」
「あはは、仁王やっぱりソレ似合うよ。」
「もう今日はアイドルはせんのか?」
「だから、もう魔法は解けちゃったってば。」
「ちょっと意外だったのお。お前さんがあんな目立つことするなんて。」
「えへへ…まぁ、柄じゃないかな。」
「似合っとったよ。」
「…ありがとう。」
かもめの所にはうさぎの耳が回ってきた。手招きされるままに顔を寄せて、一緒に写真を撮る。
「みて、今日だけですごい枚数写真撮っちゃった。」
スクロールすると、今日の思い出が色鮮やかに蘇る。ふと、聞き覚えのあるイントロが聞こえてきた。
「塩谷~!今日の!歌って!」
「ええ⁈ 無理だよ歌いながら踊るのは…」
半ば無理矢理にマイクを持たされたかもめが苦笑いする。この曲は、今日のあの曲。
「…それじゃ、みんなも一緒に踊ってね!」
周りに振り付けを指南しつつ歌うかもめは、やっぱりアイドルみたいだった。ポケットからサイリウムを取り出して振ると、かもめはケラケラと笑った。歌い終わると拍手が沸いて、汗を拭き拭きかもめは戻ってきた。
「すっかりアイドルじゃのう。」
「私は、そんな、アイドルっていうか…仁王が私のこと見て笑ってくれたら、それが1番。」
かもめは照れたように笑った。
「ね、大会とか、色々…忙しいと思うけど、また一緒にいっぱい楽しい思い出つくろうね。」
「プピナッチョ。」
その後、家に帰って、何度も今日の写真を見返した。
随分迷ってから、ロック画面を自分にとってのアイドルとのツーショットに変えて、眠りに落ちた。
(多分学校で見つかって本人に変えろと怒られるまでの命じゃ)