文化祭
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あっという間に文化祭当日。3Bの計画性のなさは折り紙付きで、当日早朝にやっと設営が終わった。眠い目を擦りながらあくびを一つ。
「そーいや塩谷は?」
「ステージ組は通しでリハがあるんじゃそうじゃ。」
「ほーん…ていうか、いいのかよ?」
「いいって、何が?」
「文化祭。ちゃんと一緒に周る約束した?」
「…忘れとった。」
「あっちゃ~…」
いや、でもまだ約束を取り付けるチャンスはあるんじゃないか?とりあえずまず携帯でメッセージ送って…
焦る頭でぐるぐると作戦を練っていたら、後ろからどよめきが聞こえた。
「におー!」
手を振るのは、今まさに噂の人。
「塩谷!うわっすげっ…本当にアイドルみたいじゃん!」
「へっへ~…ちょっと照れるけどね。」
「リハ終わったの?」
「うん!またすぐ行かなきゃなんだけど…」
上から下まで、下から上まで眺めるけれど、声が出ない。
「…仁王のエッチ。見過ぎだから。」
「ああ…いや…すまん…」
ちょっとしたヒールのある靴、膝までのソックス、ふわっと広がるスカートに、ノースリーブ。担当カラーは黄色!と豪語していたように、所どころポイントに黄色が散りばめられている。
「仁王、耳貸して。」
「ん?」
「文化祭、後で一緒に見てまわりませんか?」
かもめは顔を真っ赤に、そう囁いた。
「…バタバタして聞くタイミングがなかったから…」
「…もちろん。」
「っ…本当⁉︎」
「そのつもりじゃし。ステージのほうもな。」
ポケットから昨日買ったばかりのサイリウムを取り出した。
「バッチリ最前列で担当してやるき。」
「そーいや塩谷は?」
「ステージ組は通しでリハがあるんじゃそうじゃ。」
「ほーん…ていうか、いいのかよ?」
「いいって、何が?」
「文化祭。ちゃんと一緒に周る約束した?」
「…忘れとった。」
「あっちゃ~…」
いや、でもまだ約束を取り付けるチャンスはあるんじゃないか?とりあえずまず携帯でメッセージ送って…
焦る頭でぐるぐると作戦を練っていたら、後ろからどよめきが聞こえた。
「におー!」
手を振るのは、今まさに噂の人。
「塩谷!うわっすげっ…本当にアイドルみたいじゃん!」
「へっへ~…ちょっと照れるけどね。」
「リハ終わったの?」
「うん!またすぐ行かなきゃなんだけど…」
上から下まで、下から上まで眺めるけれど、声が出ない。
「…仁王のエッチ。見過ぎだから。」
「ああ…いや…すまん…」
ちょっとしたヒールのある靴、膝までのソックス、ふわっと広がるスカートに、ノースリーブ。担当カラーは黄色!と豪語していたように、所どころポイントに黄色が散りばめられている。
「仁王、耳貸して。」
「ん?」
「文化祭、後で一緒に見てまわりませんか?」
かもめは顔を真っ赤に、そう囁いた。
「…バタバタして聞くタイミングがなかったから…」
「…もちろん。」
「っ…本当⁉︎」
「そのつもりじゃし。ステージのほうもな。」
ポケットから昨日買ったばかりのサイリウムを取り出した。
「バッチリ最前列で担当してやるき。」