呪術短編
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我ながら悪趣味だなあ、と目の前に座る男の顔を眺めながらしみじみと思った。
「私なんで悟なんか好きになったんだろ」
「あ?喧嘩売ってんの?」
私の何の脈絡も無い言葉を聞いて悟は眉間に皺を寄せ、あからさまに不機嫌になったのが分かった。
「だって性格悪いじゃん」
「お前は顔が悪いけどな」
「ぶっ飛ばすよ」
握り拳を作って悟に向かって振り下ろすが軽々と避けられてしまった。ほんと1回で良いからその無駄に綺麗な顔面を殴らせてほしい。
「口悪いし今みたいにデリカシーも無いし、態度もデカいしあとそれと、」
「まだあんのかよ!彼氏の悪口なんか本人目の前にして言うか?普通!」
「常日頃思ってることだもの」
「はぁ!?んだそれ!」
考えてみたら悪い所が口から滑るように出てきた。きっと言おうと思えばまだまだ出てくるだろう。それだけ不満が溜まっているということだ。
「ほんと、私よく悟と付き合えてるよね」
「ンなこと知らねぇよ!それでも良いってくらい俺のこと好きなんじゃねーの?」
「・・・うん、そーだよ」
「は・・・?」
否定で返されると思っていたらしい悟は口をぽかんと開けて固まった。悟の言いきれないくらい多い悪い所も、私だけが知る少しの良い所も全部引っ括めて
「大好きに決まってんでしょ。馬鹿悟」
侵食されるようにジワジワと赤くなっていく悟の顔を見て、こういう初心な所は割と好きだなぁと思わず笑った。
「私なんで悟なんか好きになったんだろ」
「あ?喧嘩売ってんの?」
私の何の脈絡も無い言葉を聞いて悟は眉間に皺を寄せ、あからさまに不機嫌になったのが分かった。
「だって性格悪いじゃん」
「お前は顔が悪いけどな」
「ぶっ飛ばすよ」
握り拳を作って悟に向かって振り下ろすが軽々と避けられてしまった。ほんと1回で良いからその無駄に綺麗な顔面を殴らせてほしい。
「口悪いし今みたいにデリカシーも無いし、態度もデカいしあとそれと、」
「まだあんのかよ!彼氏の悪口なんか本人目の前にして言うか?普通!」
「常日頃思ってることだもの」
「はぁ!?んだそれ!」
考えてみたら悪い所が口から滑るように出てきた。きっと言おうと思えばまだまだ出てくるだろう。それだけ不満が溜まっているということだ。
「ほんと、私よく悟と付き合えてるよね」
「ンなこと知らねぇよ!それでも良いってくらい俺のこと好きなんじゃねーの?」
「・・・うん、そーだよ」
「は・・・?」
否定で返されると思っていたらしい悟は口をぽかんと開けて固まった。悟の言いきれないくらい多い悪い所も、私だけが知る少しの良い所も全部引っ括めて
「大好きに決まってんでしょ。馬鹿悟」
侵食されるようにジワジワと赤くなっていく悟の顔を見て、こういう初心な所は割と好きだなぁと思わず笑った。