神創系譜

これは、「特別」な存在になりたかった竜の物語。

その白銀(はくぎん)は、正義か、あるいは虚飾か。
聖王国リュシアナの「聖騎士」として、人々の平和を脅かす悪魔を討ち続けてきた少女・リリー。
行方不明となった最愛の姉・セイレを捜すため、彼女は己の剣を信じ、過酷な任務を遂行し続けていた。

しかし、ある任務を境に、彼女の運命は劇的な変転を迎える。

気がつけば、そこは外界と隔絶された極寒の大地・ヴァイス。
白銀の剣を握り、正義を疑わなかった少女の前に現れたのは、今まで「敵」としてしか見てこなかった者たちが紡ぐ、名もなき熱と残酷な真実だった。

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目次

  • 第十話「銀月の契り、深淵の剣舞」

    目的地ユア・ラムダを目指し、魔法大国ノーブルへと潜入したリリスティア一行。そこで偶然出会った女性の導きにより旅は順調に進むかに見えたが、魔法大国の追手と「かつての仲間」がその行く手を阻む。

    窮地に陥る中、仲間たちが決死の覚悟で道を切り開き、リリスティアもまた覚醒したかのような剣技で北門へと突き進む。しかし、戦いの中で彼女が見せた変貌は、周囲が危うさを感じるほどに凄まじいものだった。

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  • 第十一話「純白の翼、氷晶の祈り」

    目的地ユア・ラムダへ辿り着いたリリスティア一行。女王ユアに招かれた一行は、滝の飛沫が舞う美しい楽土で束の間の休息を得る。しかし、平穏な空気の裏側では、かつての絆と今の立場に苦悩する者たちの想いが静かに交錯していた。

    そこへ、執念深く一行を追うノーブル皇国の軍勢が襲来する。街が戦火に包まれ、仲間たちがそれぞれの誇りを懸けて激戦に身を投じる中、リリスティアはある「決断」を下す。それは、これ以上の犠牲を止めるための、あまりにも危うい自らの身を賭した選択だった。

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  • 第十二話「神鉄の器、虚飾の略奪者」

    ノーブル皇国の浮遊城へと囚われたリリスティア。冷徹な皇帝シウバとの謁見、そして彼女が携えていた「謎の剣」に宿る恐るべき伝承が、世界の歪んだ歴史を暴き出していく。

    一方、激戦の余韻が残るユア・ラムダでは、カイムが護衛剣士グレンの「隠された過去」を指摘し、閉ざされた彼らの心を動かしていく。リリスティアを救うべく、かつての宿敵たちは一時的な結託を選び、天空の要塞へと手を伸ばす。

    城の最上階、リリスティアに迫る「神鉄の魔導師」の異常な執着と、明かされる衝撃の正体。絶体絶命の窮地の中、運命は一人の少年の決断、そして夜空を駆ける銀の閃光に託された。

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