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作品小ネタ集

やほよろづについて

2018/09/04 00:00
一次
 日本には様々な神や妖怪が存在していますが、そういった中でも異質で逸れ者となってしまった存在が傷を舐め合う物語、というのがコンセプトです。化狸、なんて可愛らしいレベルから八岐大蛇という神話レベルまで、多種多様に取り揃えております、なんていう雑多性。オムニバス形式で進めていたこともあり、また、内容としても私の書きやすい雰囲気を持つ話が多かったこともあり、とても気楽に、気軽にキーボードを叩いていた記憶があります。
 設定を作るだけ作ったのに登場しなかった子もいます。ちょっとした無念ですね。妖怪、なんていう人間とは異なる時間を生きる彼らの色んな時代でのお話を書けたら楽しかったんですけどね。そこにまで至ることができず無念であります。ただ、大抵の他の方の創作とはコラボしやすい感じだったのは良かったです、と小声で。
 実を言うと、温羅一族のせいで誕生してしまった死ねない八咫烏に、いつか、望むなら死を与えてやりたい、という思いを胸に抱えた榛葉たちによって管理されていたのが八集神社です。これは「八」咫烏と「八」岐大蛇と「八」重桜がいる神社だからですね。温羅一族にとっては過去の清算、八咫にとっては先の見えない生の終わり、という薄暗い結末を求めて書いていただけに、お話全体がかなり薄暗かったように思います。でも、私、メリーバッドエンドが読むのも書くのも好きなので、仕方がないのかなぁ、と。メリバどころか、結末らしい結末にも辿りつけてないんですけどね。

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