ガラッ

瑞「おっはよぉ」
嵯「芦屋、おはよ」
萱「おはよ」

俺はドアの前に立っていた。決めた覚悟が今更揺らぐ。俺はこのドアをくぐる資格があるのか、このドアをくぐってしまえばもう二度と女としての人生には戻れない。とそんな思いがぐるぐると頭の中を駆け巡る。


瑞「悠人？」
『あっ…ごめん。先生のとこ寄ってくるの忘れてたわ！』
瑞「あ、階段降りたら突き当りが職員室。ついてこっか？」
『サンキュ。』
中「おはよう！諸君!!」
佐「邪魔。」
中「お、悪ぃ」
千「あれ、いまの悠ちゃん？」
瑞「いや？悠の兄貴だって。」
千「ふーん…」