第8章 巨兵の大戦
突入から数日後。
『では、作戦を説明する』
通信機越しにレインズの声が響く。
シ界内の前線陣地には、騎兵隊以下一行が勢ぞろいしていた。
『今作戦の目標は巨兵の制御装置の修復、及び巨兵たちの鎮圧だ。そのためには、ホープ・エストハイム氏とリーナ・エストハイム嬢の尽力が不可欠となる』
視線を向けられたホープとリーナが頭を下げる。
『目標地点は戦場中央。地上戦は魔法使い 諸君を除いて無謀と判断し、現地戦力から空戦ヘリを徴用。マジック=ギアの爆撃によって地点周辺を制圧したのち、修復班およびその護衛を投下。以降は空中からの索敵を軸に、状況判断により動いてもらう』
「「「「はっ!!!」」」」
一糸乱れぬ敬礼を見せる騎兵隊。
『護衛班には本人の強い意向でエクレール・エストハイム女史とルミナ・エストハイム嬢がつく。他に投下制圧班としてスノウ・ヴィリアース氏、セラ・ヴィリアース女史、レイン・ヴィリアース嬢と、ノエル・クライス氏、エクス・クライス君、ヲルバ=ユン・ファング女史、ヲルバ=ダイヤ・ヴァニラ女史が展開する予定だ』
「お姉ちゃんたちはちゃんと守るから安心してね!」
「クポクポ!」
意気込む二人に生意気だ、とエクレールが小突く。
「しっかし、いよいよ総力戦って感じだな」
「前回は少数精鋭だったからな…」
「閉所だったのと、ノエル君がよく知っている場所でしたからね。今回は敵も敵なら場所も場所ですから」
「正直、セラには来てほしくなかったんだが…」
エクレールが妹を見て眉を顰める。
「大丈夫だよ、スノウもレインも…モグもいるから」
「任せとけって、義姉さん!ノラは巨兵よりも強い!」
ニッ、と笑うスノウに、エクレールはこめかみを抑えた。
「心配すんなって、伯母さん」
「不安になる気持ちはわかりますけど…信じましょう」
方々から説得され、「わかっている」と拗ねたように呟くエクレール。
それを尻目に、ファングがスノウに言う。
「なぁスノウ。競争しねぇか?」
「競争?」
「おう。どっちがあのデカブツを多く仕留められるかって…」
「却下!護衛だぞ、俺たちは!」
「んだよぉ、かってぇなぁ」
ノエルに窘められ、頭を掻くファング。
ヴァニラも苦笑いで指でバッテンを作ると、「あーあ」と漏らしながら頭を掻く。
「わぁーったよ。行こうぜ、ほら」
「ファングさん…飽きた?」
「話がなげーんだよレインズは!」
『すまないね』
通信機越しの声も苦笑気味だ。
『では、君らの健闘を祈る』
作戦が、開始される。
『では、作戦を説明する』
通信機越しにレインズの声が響く。
シ界内の前線陣地には、騎兵隊以下一行が勢ぞろいしていた。
『今作戦の目標は巨兵の制御装置の修復、及び巨兵たちの鎮圧だ。そのためには、ホープ・エストハイム氏とリーナ・エストハイム嬢の尽力が不可欠となる』
視線を向けられたホープとリーナが頭を下げる。
『目標地点は戦場中央。地上戦は
「「「「はっ!!!」」」」
一糸乱れぬ敬礼を見せる騎兵隊。
『護衛班には本人の強い意向でエクレール・エストハイム女史とルミナ・エストハイム嬢がつく。他に投下制圧班としてスノウ・ヴィリアース氏、セラ・ヴィリアース女史、レイン・ヴィリアース嬢と、ノエル・クライス氏、エクス・クライス君、ヲルバ=ユン・ファング女史、ヲルバ=ダイヤ・ヴァニラ女史が展開する予定だ』
「お姉ちゃんたちはちゃんと守るから安心してね!」
「クポクポ!」
意気込む二人に生意気だ、とエクレールが小突く。
「しっかし、いよいよ総力戦って感じだな」
「前回は少数精鋭だったからな…」
「閉所だったのと、ノエル君がよく知っている場所でしたからね。今回は敵も敵なら場所も場所ですから」
「正直、セラには来てほしくなかったんだが…」
エクレールが妹を見て眉を顰める。
「大丈夫だよ、スノウもレインも…モグもいるから」
「任せとけって、義姉さん!ノラは巨兵よりも強い!」
ニッ、と笑うスノウに、エクレールはこめかみを抑えた。
「心配すんなって、伯母さん」
「不安になる気持ちはわかりますけど…信じましょう」
方々から説得され、「わかっている」と拗ねたように呟くエクレール。
それを尻目に、ファングがスノウに言う。
「なぁスノウ。競争しねぇか?」
「競争?」
「おう。どっちがあのデカブツを多く仕留められるかって…」
「却下!護衛だぞ、俺たちは!」
「んだよぉ、かってぇなぁ」
ノエルに窘められ、頭を掻くファング。
ヴァニラも苦笑いで指でバッテンを作ると、「あーあ」と漏らしながら頭を掻く。
「わぁーったよ。行こうぜ、ほら」
「ファングさん…飽きた?」
「話がなげーんだよレインズは!」
『すまないね』
通信機越しの声も苦笑気味だ。
『では、君らの健闘を祈る』
作戦が、開始される。