第6章 零落の楽園
「対策本部所属、リグディだ」
「はっ、こちらは即応拠点であります。ようこそ、アカデミアの皆様」
現地の軍からは好意的に迎えられた。ルミナたちは訝し気に見られたが。
「本当に大丈夫なのか?」
「大丈夫さ。お、あいつがここの隊長だ」
おーい、とリグディが手を振ると、仏頂面の隊長が振り返り、次いでレインを見て眉間の皺を深くした。
「お前は―――」
「見損なったぞ、スノウ君。護るべき子供たちを戦場に出すなど―――」
「おいおい、待てよおっさん」
銀髪を束ねた隊長にレインが食って掛かる。
「うちらの話は聞いてんだろ?這う這うの体で帰ってきて助けを呼ぶしかなかった奴に言われる筋合いねーよ」
痛いところを突かれたように、隊長の顔が渋くなる。
「レイン姉」
「んだよエクス、事実だろ」
「そうじゃない。初手から協力相手に喧嘩を売ってどうする」
「初手から喧嘩売ってきたのは向こうだろー?」
侃侃諤諤とやり始めた二人。
その横を抜けて、ルミナは手を上げた。
「隊長さん、名前は?」
「……ヤーグ・ロッシュだ。階級は大尉」
「よろしくね、ロッシュおじさん」
「せめてロッシュ大尉と呼べ」
ルミナを見下ろし、ますます不安そうになったロッシュに、当の少女は朗らかに笑いかけた。
「大丈夫だよ。私たち、強いから」
「はっ、こちらは即応拠点であります。ようこそ、アカデミアの皆様」
現地の軍からは好意的に迎えられた。ルミナたちは訝し気に見られたが。
「本当に大丈夫なのか?」
「大丈夫さ。お、あいつがここの隊長だ」
おーい、とリグディが手を振ると、仏頂面の隊長が振り返り、次いでレインを見て眉間の皺を深くした。
「お前は―――」
「見損なったぞ、スノウ君。護るべき子供たちを戦場に出すなど―――」
「おいおい、待てよおっさん」
銀髪を束ねた隊長にレインが食って掛かる。
「うちらの話は聞いてんだろ?這う這うの体で帰ってきて助けを呼ぶしかなかった奴に言われる筋合いねーよ」
痛いところを突かれたように、隊長の顔が渋くなる。
「レイン姉」
「んだよエクス、事実だろ」
「そうじゃない。初手から協力相手に喧嘩を売ってどうする」
「初手から喧嘩売ってきたのは向こうだろー?」
侃侃諤諤とやり始めた二人。
その横を抜けて、ルミナは手を上げた。
「隊長さん、名前は?」
「……ヤーグ・ロッシュだ。階級は大尉」
「よろしくね、ロッシュおじさん」
「せめてロッシュ大尉と呼べ」
ルミナを見下ろし、ますます不安そうになったロッシュに、当の少女は朗らかに笑いかけた。
「大丈夫だよ。私たち、強いから」