第5章 激震の世界
「お姉ちゃん、外!」
セラの声にエクレールは視線を外に向ける。
再び現れた混沌の門から、消えたはずの三人が吐きだされる。
「レイン!」「ルミナ!」
「お袋、来んな!」
レインが鋭く警告する。ノラハウスから飛び出したセラは、足を止めたおかげで風圧に晒されるだけで済んだ。
たたらを踏むセラを支えたエクレールは、風圧を生み出して空へ飛びあがった姿を見上げて目を見開いた。
「ファルシ・ダハーカ…!?」
「追手ってとこか!?」
「しつこい奴だな」
レインがモーグリが変身した剣を、エクスが大剣を構える。
空を舞うファルシの尾を、閃いた魔法の刃が断ち切る。
ルミナが剣を振って生み出したそれが空に散る中、エクレールとセラは改めて子供たちに駆け寄った。
「無事でよかった…!」
「まだ終わってねぇから、二人とも下がっといてくれよ」
「やれるのか?」
エクレールは覚えている。テージンタワーで対峙したかのファルシは、石像たちに弱体化されて猶厄介な相手だった。
「大丈夫!」
自分なら片手で振るえる剣を、相変わらず両手で―――しかし打って変わって揺るぎなく構えたルミナが言い切る。
「…セラ、下がるぞ」
「お姉ちゃん!?」
まさか姉が下がるとは思っていなかったのか、セラが驚きの声を上げる。
「今の私たちの方が、よほど足手まといだ。…頼んだぞ」
「うん、任せて!」
パッと明るい顔で頷いたルミナを見て、二人が顔を見合わせる。
「ちったぁ立ち直ったか?」
「単純。…それがいいところだけど」
そこに上空からファルシの咆哮が響く。
砂浜に降りたそれは、憎々し気に三人をねめつけた。
「さ、やろうぜ!」
レインの号令で、三人は武器を構えて駆け出した。
セラの声にエクレールは視線を外に向ける。
再び現れた混沌の門から、消えたはずの三人が吐きだされる。
「レイン!」「ルミナ!」
「お袋、来んな!」
レインが鋭く警告する。ノラハウスから飛び出したセラは、足を止めたおかげで風圧に晒されるだけで済んだ。
たたらを踏むセラを支えたエクレールは、風圧を生み出して空へ飛びあがった姿を見上げて目を見開いた。
「ファルシ・ダハーカ…!?」
「追手ってとこか!?」
「しつこい奴だな」
レインがモーグリが変身した剣を、エクスが大剣を構える。
空を舞うファルシの尾を、閃いた魔法の刃が断ち切る。
ルミナが剣を振って生み出したそれが空に散る中、エクレールとセラは改めて子供たちに駆け寄った。
「無事でよかった…!」
「まだ終わってねぇから、二人とも下がっといてくれよ」
「やれるのか?」
エクレールは覚えている。テージンタワーで対峙したかのファルシは、石像たちに弱体化されて猶厄介な相手だった。
「大丈夫!」
自分なら片手で振るえる剣を、相変わらず両手で―――しかし打って変わって揺るぎなく構えたルミナが言い切る。
「…セラ、下がるぞ」
「お姉ちゃん!?」
まさか姉が下がるとは思っていなかったのか、セラが驚きの声を上げる。
「今の私たちの方が、よほど足手まといだ。…頼んだぞ」
「うん、任せて!」
パッと明るい顔で頷いたルミナを見て、二人が顔を見合わせる。
「ちったぁ立ち直ったか?」
「単純。…それがいいところだけど」
そこに上空からファルシの咆哮が響く。
砂浜に降りたそれは、憎々し気に三人をねめつけた。
「さ、やろうぜ!」
レインの号令で、三人は武器を構えて駆け出した。