第4章 去縁の断絶
「クポポ!」「クエー!」
食事を終えた三人が案内されたのは、里の裏手にある牧場だった。
そこで待っていたのは、時計のついたステッキを持ったモーグリと、黄色い鳥のコンビだった。
「待ってたクポ!エクスとルミナ様はさっきぶりクポ!」
「なんでルミナは様付けなんだよ」
「ルミナはライトニング様の娘で、女神様の生まれ変わりクポ!様付けは当然クポ!」
「クエッ!」
こらっ、と叱るように黄色い鳥に突かれ、モーグリがくるくると空を舞う。
「エクス、ルミナ。こいつは?」
「こいつが里長のモーグリ。で、こっちの鳥っぽいのがチョコボのチョコリーナだってさ」
「チョコリーナァ??」
レインが訝しむのも無理はない。彼女が知っているのは、ドッジの古馴染みであり姉貴分とも言える女性だ。
「え、これが?あの?」
「わからんよな?俺もわからん」
「大丈夫。本当のことだから」
確信を持った口調でルミナが言う。エクスは肩をすくめて「だとさ」とレインに視線を向けた。
「…信じるけどよぉ…わからんことばっか増えやがるな」
「だよな。この際、色々訊いてもいいか?」
「もちろんクポ!モグにわかることならなんでも答えるクポ!」
Q.1 ここはヴァルハラで合ってるんだよな?どういう場所なんだ?
A.1 今は死者の魂を輪廻に返す場所クポ。どこにでもあってどこにもない場所クポ!
Q.2 チョコリーナのこの姿は?
A.2 チョコリーナはこっちが本来の姿クポ。女神様の奇跡で人の姿になったクポ!
Q.3 神殿って言うのは?
A.3 女神様がいた神殿クポ。今はカイアスがユールたちと暮らしてるクポ。
Q.4 その女神様ってのは?ルミナと何の関係があるんだ?
A.4 女神様は女神様クポ。色々あって死んじゃったけど、その魂が狙われたからカイアスが転生させたクポ。ライトニング様の娘に生まれ変わったってユールから聞いたクポ!
Q.5 ……そのユールって母さんじゃないよな?
A.5 ユールは色んな時代のユールがいるクポ。モグも全員は知らないクポ。エクスのお母さんは、最後の時代のユールクポ。
Q.6 ライトニングって誰?
A.6 ルミナのお母さんで、モグのご主人様クポ。今は違う名前クポ?
「うん、わかんねぇってことがわかった」
「クエー…」
謝罪するようにチョコリーナが項垂れる。
「情報が増えたところで…って話だったな」
「うーん…………」
ルミナは頭を抱えながら、ぎゅっと目を瞑っている。
「大丈夫か?」
「大丈夫。なんか、ストンって納得がいったのが不思議だけど」
「そういや、あの爺さんも言ってたよな。『かつての愚行を辿り、還るべき主を思い出せ』…って」
「クエッ!」
険しい(多分。チョコボの表情はわかりづらい)顔で鋭く鳴いたチョコリーナ。
「『バルトアンデルスには気を付けて』って言ってるクポ」
「バルトアンデルスって名前なのか、あいつ…」
「あと『従う必要はない』とも言ってるクポ」
「じゃあ、方針は変わらず、神殿を目指して…『ユール』とその、カイアスって人に会いに行く、でいいか」
「里のチョコボたちに乗っていくといいクポ!オーディンに言えば、いい子を紹介してくれるクポ!」
「乗れるのか?」
レインは思わずチョコリーナを見た。
「乗れるって言うか、レイン姉をここまで運んだのもチョコリーナさんだぞ」
「ちょっと重そうだったけどね」
「クエッ」
「『華奢なコクーンのチョコボで悪かったわね』って言ってるクポ」
「…とりあえず、そのオーディンって奴のところに行こうか」
また知らない単語が出てきたことは一旦スルーして、エクスは提案した。
食事を終えた三人が案内されたのは、里の裏手にある牧場だった。
そこで待っていたのは、時計のついたステッキを持ったモーグリと、黄色い鳥のコンビだった。
「待ってたクポ!エクスとルミナ様はさっきぶりクポ!」
「なんでルミナは様付けなんだよ」
「ルミナはライトニング様の娘で、女神様の生まれ変わりクポ!様付けは当然クポ!」
「クエッ!」
こらっ、と叱るように黄色い鳥に突かれ、モーグリがくるくると空を舞う。
「エクス、ルミナ。こいつは?」
「こいつが里長のモーグリ。で、こっちの鳥っぽいのがチョコボのチョコリーナだってさ」
「チョコリーナァ??」
レインが訝しむのも無理はない。彼女が知っているのは、ドッジの古馴染みであり姉貴分とも言える女性だ。
「え、これが?あの?」
「わからんよな?俺もわからん」
「大丈夫。本当のことだから」
確信を持った口調でルミナが言う。エクスは肩をすくめて「だとさ」とレインに視線を向けた。
「…信じるけどよぉ…わからんことばっか増えやがるな」
「だよな。この際、色々訊いてもいいか?」
「もちろんクポ!モグにわかることならなんでも答えるクポ!」
Q.1 ここはヴァルハラで合ってるんだよな?どういう場所なんだ?
A.1 今は死者の魂を輪廻に返す場所クポ。どこにでもあってどこにもない場所クポ!
Q.2 チョコリーナのこの姿は?
A.2 チョコリーナはこっちが本来の姿クポ。女神様の奇跡で人の姿になったクポ!
Q.3 神殿って言うのは?
A.3 女神様がいた神殿クポ。今はカイアスがユールたちと暮らしてるクポ。
Q.4 その女神様ってのは?ルミナと何の関係があるんだ?
A.4 女神様は女神様クポ。色々あって死んじゃったけど、その魂が狙われたからカイアスが転生させたクポ。ライトニング様の娘に生まれ変わったってユールから聞いたクポ!
Q.5 ……そのユールって母さんじゃないよな?
A.5 ユールは色んな時代のユールがいるクポ。モグも全員は知らないクポ。エクスのお母さんは、最後の時代のユールクポ。
Q.6 ライトニングって誰?
A.6 ルミナのお母さんで、モグのご主人様クポ。今は違う名前クポ?
「うん、わかんねぇってことがわかった」
「クエー…」
謝罪するようにチョコリーナが項垂れる。
「情報が増えたところで…って話だったな」
「うーん…………」
ルミナは頭を抱えながら、ぎゅっと目を瞑っている。
「大丈夫か?」
「大丈夫。なんか、ストンって納得がいったのが不思議だけど」
「そういや、あの爺さんも言ってたよな。『かつての愚行を辿り、還るべき主を思い出せ』…って」
「クエッ!」
険しい(多分。チョコボの表情はわかりづらい)顔で鋭く鳴いたチョコリーナ。
「『バルトアンデルスには気を付けて』って言ってるクポ」
「バルトアンデルスって名前なのか、あいつ…」
「あと『従う必要はない』とも言ってるクポ」
「じゃあ、方針は変わらず、神殿を目指して…『ユール』とその、カイアスって人に会いに行く、でいいか」
「里のチョコボたちに乗っていくといいクポ!オーディンに言えば、いい子を紹介してくれるクポ!」
「乗れるのか?」
レインは思わずチョコリーナを見た。
「乗れるって言うか、レイン姉をここまで運んだのもチョコリーナさんだぞ」
「ちょっと重そうだったけどね」
「クエッ」
「『華奢なコクーンのチョコボで悪かったわね』って言ってるクポ」
「…とりあえず、そのオーディンって奴のところに行こうか」
また知らない単語が出てきたことは一旦スルーして、エクスは提案した。