第4章 去縁の断絶

「んぁ……?」
簡素な寝台の上で目覚めたレインは、ゆっくりと身を起こした。
「起きたか」
「エクス…?ここは?帰ってこれたのか?」
「だったらもっと柔らかいベッドの上だろうな」
寝台の横では、ルミナが寝落ちしている。レインが起きるまで待っていようと頑張っていた形跡がある。
「ここはモーグリの里、って場所らしい。ひとまずは安全だってさ。身体は?」
問われたレインは、変異していたはずの左腕を見た。
「…元に戻ってやがるな。これは?」
「……ルミナが戻した。詳細は知らない」
「マジかぁ。起きたら感謝しねぇとな」
すやすやと寝息を立てる頭を撫でていると、部屋の外から覗き込むように、淡く輝くクリスタルが飛び出した。
「……あれは?」
「クポ!目を覚ましたクポ!」
「里長に報告クポ~!」
ピュー、と飛んでいくのを見送って―――姿は見えないが―――エクスとレインは顔を見合わせた。
「騒々しい日になりそうだな、今日は」
「だな」
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