第3章 運命の対峙
「がっ……アッ……!」
「レイン姉!」
解放されたルミナを抱きとめたエクスは、代わりに捕らわれたレインを見上げて目を見開いた。
黒い触手のような物に捕らわれた彼女の左腕が輝き、白い異形へと変貌していく。
「やめろ!」「やめて!」
エクスの大剣がファルシの顔と叩くと同時に、ルミナが放った光が黒い触手を断ち切った。
落下してくるレインを、飛び退いたエクスが受け止める。
「レイン姉、大丈夫か!?」
「……あぁっ………な……か、な……」
『………ふふふふふ……あぁはははははは!』
ファルシの愉快そうな含み笑いが、すぐに哄笑へと変わる。
レインの左腕は白く濁り、硬質感のある異形へと変わっていた。
「これは……」
「……シ骸。ファルシに弄ばれた、人間 の末路の一つ」
「思い出したかな?」
ファルシの姿が消え、老人が再びその姿を晒す。
「思い出した?どういう意味だ」
「そのままの意味だ。彼女はそれを知っている」
「ルミナが…?」
眉を顰め、振り返るエクス。その視線に、ルミナは困ったように首を横に振った。
「不完全か…まぁよい。精々、女神の慈悲とやらで癒してやることだ」
「癒す?何のつもりだ」
「思い出させると言っただろう?」
その顔を醜悪な笑みに歪め、老人は哄笑した。
「女神よ。かつての愚行を辿り、還るべき主を思い出せ」
「愚行……」
哄笑を止めぬままに、老人の姿が掻き消える。
エクスは舌打ちをして、腕の中の姉貴分に視線を戻した。
「…レイン姉、聞こえるか?返事をしてくれ」
「レイン姉……」
ぐったりと動かないレインの顔を、覗き込むルミナ。
その顔が視界に入った瞬間、レインはカッと目を見開いてルミナに飛び掛かった。
「レイン姉!」
解放されたルミナを抱きとめたエクスは、代わりに捕らわれたレインを見上げて目を見開いた。
黒い触手のような物に捕らわれた彼女の左腕が輝き、白い異形へと変貌していく。
「やめろ!」「やめて!」
エクスの大剣がファルシの顔と叩くと同時に、ルミナが放った光が黒い触手を断ち切った。
落下してくるレインを、飛び退いたエクスが受け止める。
「レイン姉、大丈夫か!?」
「……あぁっ………な……か、な……」
『………ふふふふふ……あぁはははははは!』
ファルシの愉快そうな含み笑いが、すぐに哄笑へと変わる。
レインの左腕は白く濁り、硬質感のある異形へと変わっていた。
「これは……」
「……シ骸。ファルシに弄ばれた、
「思い出したかな?」
ファルシの姿が消え、老人が再びその姿を晒す。
「思い出した?どういう意味だ」
「そのままの意味だ。彼女はそれを知っている」
「ルミナが…?」
眉を顰め、振り返るエクス。その視線に、ルミナは困ったように首を横に振った。
「不完全か…まぁよい。精々、女神の慈悲とやらで癒してやることだ」
「癒す?何のつもりだ」
「思い出させると言っただろう?」
その顔を醜悪な笑みに歪め、老人は哄笑した。
「女神よ。かつての愚行を辿り、還るべき主を思い出せ」
「愚行……」
哄笑を止めぬままに、老人の姿が掻き消える。
エクスは舌打ちをして、腕の中の姉貴分に視線を戻した。
「…レイン姉、聞こえるか?返事をしてくれ」
「レイン姉……」
ぐったりと動かないレインの顔を、覗き込むルミナ。
その顔が視界に入った瞬間、レインはカッと目を見開いてルミナに飛び掛かった。