第3章 運命の対峙

「ぐおぉっ!」
「レイン姉!」
一斉射される光弾に襲われ、苦悶するレインに、ルミナの回復魔法が飛ぶ。
「わりぃ、助かった。そっちは無事か!?」
「一人で受けようとするからだ!」
流れ弾を剣で弾いたエクスが苦言を呈しつつ構えなおす。
左右二対の魔法を放つ顔を破壊するまでは順調だった。
その後から、ファルシは本気を出したのだ。
顔が割れて放たれる光線の束。先ほどのように乱れ撃たれる光弾。
矢継ぎ早に放たれる魔法の雨に、防戦一方になっていた。
『この程度かね?』
「るっせぇ……!」
哄笑を上げながら、ファルシの巨大な顔面が開く。
その奥の光砲が唸りを上げ、三人は横っ跳びに放たれた光線を回避し―――
「しまった、ルミナ!!」
左右に分断されたところに、ファルシの手がルミナに伸びる。
『捕まえたぞ?』
「はな…っ、して………!」
握られた小さな身体を捩る。ミシミシと骨が軋む音さえしだした。
「放しやがれ!!」
レインがファルシの顔を殴りつける。
金属音が響く。その直後、無機質な眼がレインをじろりと見た。
『ならば、貴様を女神の贄としよう』
「またわけわかんねぇことを―――!?」
その身体に、悪意が牙を剥く。
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