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第一章

SKR社。
ターゲットは社長の秘書。
秘書は会社の個人情報や機密情報を握っているらしい。でも、過去に犯罪グループと密会があり、そこで情報を渡す代わりに大金を受け取っていた。
ただ、社長も秘書が情報漏洩していたという物的証拠がないから訴えようにも訴えられないようだ。
俺達の仕事は、情報漏洩の現場を押さえること。
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ウィーン
自動ドアをくぐり、そこには受付があった。
「すいません」
マリサはニコっと微笑み、受付嬢に話しかけた。
「本日はどういったご用件でしょうか?」
「僕たち、今日からこちらの会社見学に参りました。」
「少々お待ちください」
そう言って受付嬢は訪問予約書を見ている。
たくさんの人々が行き交っている。会議のために他社から来社される人やSKR社社員の人など様々。
俺が周りを観察していると、マリサが合図してきた。
「お待たせいたしました。会社見学でお越しのスミス様とジョーンズ様ですね。あちらのエレベーターで10階です。」
「わかりました。ありがとうございます。」
マリサは再びニコっとして俺と一緒にエレベーターに向かった。
「10階だよ、スミスさん」
「うるっさいわね、ジョーンズ!」
チン
エレベーターが1階に到着した。マリサと俺はエレベーターに乗り、10階のボタンを押した。
ウィーン
エレベーターは2階、3階へと上昇している。エレベーター内には二人だけだ。
「キャメロ、計画はわかってる?」
「社長と秘書に接触。予定通り会社見学含めて周囲の確認と監視。」
「ちなみに、会社見学はほんの2~3時間だから。終わったら、路地裏で会議よ」
マリサと計画の確認をした。
最近は企業も増え世界的に充実しているが、裏では犯罪グループと企業での違法な取引が行われている。
そう思いながら、エレベーターの文字盤を見ていた。
チン
10階についたようだ。
「キャメロ、いくわよ」
「ああ」
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