中編 地味子がアイドルやってるなんて知らない
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
────ナマエside
私は学校のみんなには内緒で──というか学校とアイドル活動は切り離したいのでバレたくないんだけど──アイドルをしてるのだけれど、最近やたら視線を感じる。
というのも、最近クラスメイトの夢原さんがよく話しかけてきてくれて、話しかけてくれること自体は嬉しいのだけれど、目立ちたくないのであまりメイクだとか派手な髪型とかしたくないのについ最近朝の登校してからHRが始まるまでの時間にされてしまったのだ。
辺りのざわつきを感じて、学校生活の危機を感じた。
確かにファンが増えることはアイドルとしての私にとっては万々歳かもしれないけど、プライベートの私は学校で目立つことは本望じゃない。ただ学校では静かに過ごしたい。私生活まで騒がれてしまったら休まる暇がない。
ただ最近はレッスンに遅れそうになってマネさんが迎えに来てくれたりもあったり、色々本当に危ない場面ばかりな気がする。
仕事は仕事、学校は学校なので毎週末ある劇場公演は悩みがあっても出るし、今まで客席を見渡す限りクラスメイトが来たこともないからきっとまだガチバレした訳じゃないと信じていた。
そんなとある日の劇場公演。
いつも通りに応援してくれるファンには手を振ったり丁寧にファンサービスをしながら公演をこなしていたはずだった。
視界の端で客席の後ろの席に見知った顔が写った気がした。
まさかとは思った。でも今までクラスメイトとここで会ったことなんてなかった。
でもあの特徴的なメガネは───。
一旦自分の出番が終わり、裏へ引っ込んだ時に凄く慌ててる自分がいた。取り乱したままでは次の出番で思ったようなパフォーマンスが出来ないかもしれない。でも勘違いかもしれないから次の曲で確認しよう。
そう決めて次の曲への準備を進めた。
ステージの扉を開けて、ステージに出る。
いつも通りのフォーメーション。いつも通りのファンサービス。
そしてあの座席でフリをしない彼も、まだライブに慣れてない新参のイチファンなだけで、クラスメイトにはきっと空似なだけの────────あれはやはり斉木くんだ。確信してしまった。
話したことはまだあまり無いけれどクラスが一緒の、斉木くんだ。
私はここではアイドルだ。取り乱すわけに行かない。何事も無かったようにパフォーマンスを続けた。
それにしても、あの物静かそうな斉木くんがアイドルのライブに来るなんて。元々好きだったのか、先日の事件で私がアイドルだと彼にだけバレて野次馬しに来たのかは定かではないけど、学校でこのことを話しかけるのが間違いであることはわかる。私以外が目当てで来たら私がいた、みたいなパターンだったら純粋に恥ずかしい。それに自分がアイドルですとバラしてるようなものだ。そしてクラスメイトに見られるのが恥ずかしいからもう来ないでとも言えない。
──実は今月、握手会も控えていて斉木くんが来たらどうしようと悩んでいる。自分の列じゃなかったとして、近くの同じチームの子が推しメンだったらライブより距離が近いから見えて本格的にバレてしまうかもしれない。
私はまだ斉木くんと仲良い訳じゃないから、どんな子かはよく知らない。もしかしたら友達に「アイツアイドルらしいw」とか意外と話してしまうかもしれない。
月曜日、夢原さんに会えたら斉木くんのこと聞いてみようかな。
私は学校のみんなには内緒で──というか学校とアイドル活動は切り離したいのでバレたくないんだけど──アイドルをしてるのだけれど、最近やたら視線を感じる。
というのも、最近クラスメイトの夢原さんがよく話しかけてきてくれて、話しかけてくれること自体は嬉しいのだけれど、目立ちたくないのであまりメイクだとか派手な髪型とかしたくないのについ最近朝の登校してからHRが始まるまでの時間にされてしまったのだ。
辺りのざわつきを感じて、学校生活の危機を感じた。
確かにファンが増えることはアイドルとしての私にとっては万々歳かもしれないけど、プライベートの私は学校で目立つことは本望じゃない。ただ学校では静かに過ごしたい。私生活まで騒がれてしまったら休まる暇がない。
ただ最近はレッスンに遅れそうになってマネさんが迎えに来てくれたりもあったり、色々本当に危ない場面ばかりな気がする。
仕事は仕事、学校は学校なので毎週末ある劇場公演は悩みがあっても出るし、今まで客席を見渡す限りクラスメイトが来たこともないからきっとまだガチバレした訳じゃないと信じていた。
そんなとある日の劇場公演。
いつも通りに応援してくれるファンには手を振ったり丁寧にファンサービスをしながら公演をこなしていたはずだった。
視界の端で客席の後ろの席に見知った顔が写った気がした。
まさかとは思った。でも今までクラスメイトとここで会ったことなんてなかった。
でもあの特徴的なメガネは───。
一旦自分の出番が終わり、裏へ引っ込んだ時に凄く慌ててる自分がいた。取り乱したままでは次の出番で思ったようなパフォーマンスが出来ないかもしれない。でも勘違いかもしれないから次の曲で確認しよう。
そう決めて次の曲への準備を進めた。
ステージの扉を開けて、ステージに出る。
いつも通りのフォーメーション。いつも通りのファンサービス。
そしてあの座席でフリをしない彼も、まだライブに慣れてない新参のイチファンなだけで、クラスメイトにはきっと空似なだけの────────あれはやはり斉木くんだ。確信してしまった。
話したことはまだあまり無いけれどクラスが一緒の、斉木くんだ。
私はここではアイドルだ。取り乱すわけに行かない。何事も無かったようにパフォーマンスを続けた。
それにしても、あの物静かそうな斉木くんがアイドルのライブに来るなんて。元々好きだったのか、先日の事件で私がアイドルだと彼にだけバレて野次馬しに来たのかは定かではないけど、学校でこのことを話しかけるのが間違いであることはわかる。私以外が目当てで来たら私がいた、みたいなパターンだったら純粋に恥ずかしい。それに自分がアイドルですとバラしてるようなものだ。そしてクラスメイトに見られるのが恥ずかしいからもう来ないでとも言えない。
──実は今月、握手会も控えていて斉木くんが来たらどうしようと悩んでいる。自分の列じゃなかったとして、近くの同じチームの子が推しメンだったらライブより距離が近いから見えて本格的にバレてしまうかもしれない。
私はまだ斉木くんと仲良い訳じゃないから、どんな子かはよく知らない。もしかしたら友達に「アイツアイドルらしいw」とか意外と話してしまうかもしれない。
月曜日、夢原さんに会えたら斉木くんのこと聞いてみようかな。