中編・エースと再会する話
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中学の時の同級生が集まる成人式に、行くか凄く悩んだ。
何故なら、私は大学に行かず高校を卒業した後に働き出して、みんなの大学生ムーブに耐えられる気がしなかったからだ。
でも、当時の女友達に誘われて行くことにした。
成人式当日、精一杯メイクをしてヘアセットに着付けをして貰った私は久しぶりに会う旧友と会話に花を咲かせていた。
会わなかった間のことから現在のことまで。会場の外から中に集まるまでずっと話していた。
式が終了して外で話してると、後ろから聞き覚えのある声が「なあ!」と声をかけてきた。
「…エースくん!!?」
振り返ると懐かしい黒髪ウェーブにそばかすの男の子が立っていて、「やっぱりナマエだよな!」とお得意の人懐っこい笑顔で言うエースくんは、久々に見ると身長が伸びていて少しガタイも良くなっていた。スーツが似合う男だ。
パッと脳内に中学の時の記憶が舞い戻る。
私は中学1年生の時、エースくんと同じクラスになり誰にでも優しいエースくんのことが好きだったのだ。
"誰にも優しい"は私も例外ではなく、隣の席になった時はよくお世話になった。私が教科書を忘れた時は、エースくんの教科書を真ん中に置いて体が近くなったっけ…………。
「ナマエ?」
エースくんの声でハッとして現実に帰る。もうお互いに成人だ。中学生ではない。
「俺さ、ナマエとずっと会いたかったの。」
これは中1の時に隣の席だったから。思い入れがあるだけ。
「エースくん、誰にでもそういうこと言っちゃダメだよ。」
意識しちゃうから、と付け加えて。
その時、冬の冷たい風が吹いてエースくんの表情は見れなかった。
もう、他の旧友たちは別の旧友の所に分散していて私のところにはいなかった。
エースくんはここぞとばかりに押してくる。
「俺、この後の同窓会行かないんだ。ナマエは…?」
「私も行かないよ…?」
「じゃあ俺とこの後飲みに」
背後から「エース!」と呼ぶ男の子の声がした。
「誰か呼んだか!?」と見回したあと、いそいそと「LINEだけ交換して!」と言われてつい交換したけど、この後の展開って期待していいですか。
何故なら、私は大学に行かず高校を卒業した後に働き出して、みんなの大学生ムーブに耐えられる気がしなかったからだ。
でも、当時の女友達に誘われて行くことにした。
成人式当日、精一杯メイクをしてヘアセットに着付けをして貰った私は久しぶりに会う旧友と会話に花を咲かせていた。
会わなかった間のことから現在のことまで。会場の外から中に集まるまでずっと話していた。
式が終了して外で話してると、後ろから聞き覚えのある声が「なあ!」と声をかけてきた。
「…エースくん!!?」
振り返ると懐かしい黒髪ウェーブにそばかすの男の子が立っていて、「やっぱりナマエだよな!」とお得意の人懐っこい笑顔で言うエースくんは、久々に見ると身長が伸びていて少しガタイも良くなっていた。スーツが似合う男だ。
パッと脳内に中学の時の記憶が舞い戻る。
私は中学1年生の時、エースくんと同じクラスになり誰にでも優しいエースくんのことが好きだったのだ。
"誰にも優しい"は私も例外ではなく、隣の席になった時はよくお世話になった。私が教科書を忘れた時は、エースくんの教科書を真ん中に置いて体が近くなったっけ…………。
「ナマエ?」
エースくんの声でハッとして現実に帰る。もうお互いに成人だ。中学生ではない。
「俺さ、ナマエとずっと会いたかったの。」
これは中1の時に隣の席だったから。思い入れがあるだけ。
「エースくん、誰にでもそういうこと言っちゃダメだよ。」
意識しちゃうから、と付け加えて。
その時、冬の冷たい風が吹いてエースくんの表情は見れなかった。
もう、他の旧友たちは別の旧友の所に分散していて私のところにはいなかった。
エースくんはここぞとばかりに押してくる。
「俺、この後の同窓会行かないんだ。ナマエは…?」
「私も行かないよ…?」
「じゃあ俺とこの後飲みに」
背後から「エース!」と呼ぶ男の子の声がした。
「誰か呼んだか!?」と見回したあと、いそいそと「LINEだけ交換して!」と言われてつい交換したけど、この後の展開って期待していいですか。
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