男性不信の女子がおすそわけしてみた
ここまでのあらすじ:荘園の主が突然金平糖をくれた。なぜくれたのかわからないけど、金平糖は大好物なのでありがたく食べてた。
「な、何を食ってるんだ?」
久しぶりの母国の味に両頬を押さえながらうっとりしていると、背後からいきなりそう声を掛けられた。振り向くと、墓守のクレスさんが不思議そうな目でこっちを見ている。
「あ…、えっと…、これは私の出身国の金平糖というお菓子でして。なぜか荘園の主がくれたんです。」
「な、なんだかトゲトゲしているぞ。」
「製造過程でこうなるそうですよ。
あ!もしよければクレスさんもいかがですか?」
私はそう言って一粒摘まんでクレスさんに差し出してみた。するとその指ごとクレスさんにパクリと食べられてしまった。
「ん…、なんだこれ?甘いぞ。」
舌で下唇をペロリと舌なめずりしながらそう言うクレスさん。そんなクレスさんをボーっと見てたけど、目が合うとお互い顔が赤らめていった。そしてお互いその赤らんだ顔を次第に青ざめさせていく…。
「キャアアアァァァァーッ!!!」
「ま、待て待て待てっ!!お、お前が差し出してきたんだろうがっ!!」
男性に指を食べられたことにテンパったあまり退魔護符を構える私に、身の危険を察知しクレスさんはスコップを剣道の構えのように持って応戦してきていた。
(その後クレスさんは再び顔を真っ赤にしながら地中に潜って逃げていってしまった…。)
「な、何を食ってるんだ?」
久しぶりの母国の味に両頬を押さえながらうっとりしていると、背後からいきなりそう声を掛けられた。振り向くと、墓守のクレスさんが不思議そうな目でこっちを見ている。
「あ…、えっと…、これは私の出身国の金平糖というお菓子でして。なぜか荘園の主がくれたんです。」
「な、なんだかトゲトゲしているぞ。」
「製造過程でこうなるそうですよ。
あ!もしよければクレスさんもいかがですか?」
私はそう言って一粒摘まんでクレスさんに差し出してみた。するとその指ごとクレスさんにパクリと食べられてしまった。
「ん…、なんだこれ?甘いぞ。」
舌で下唇をペロリと舌なめずりしながらそう言うクレスさん。そんなクレスさんをボーっと見てたけど、目が合うとお互い顔が赤らめていった。そしてお互いその赤らんだ顔を次第に青ざめさせていく…。
「キャアアアァァァァーッ!!!」
「ま、待て待て待てっ!!お、お前が差し出してきたんだろうがっ!!」
男性に指を食べられたことにテンパったあまり退魔護符を構える私に、身の危険を察知しクレスさんはスコップを剣道の構えのように持って応戦してきていた。
(その後クレスさんは再び顔を真っ赤にしながら地中に潜って逃げていってしまった…。)
1/10ページ