ここまでのあらすじ：
【名前】が新しく荘園に来たモブ男と付き合うことになったらし………



「…………………は？」


俺は表面上では冷静さを保ちつつ、内心大いに動揺していた。


「あ…、あのですね……、お恥ずかしいですし私事ですが…、モブ男さんとお付き合いすることに…………って！？サベダーさん！？白目むいてますよ！？」


そう言われ俺はハッとした。あまりの衝撃に白目をむいていたらしい。
俺は急いで黒目を戻すと、頬を赤らめながら心配そうに俺を見上げてくる【名前】の姿が目に入った。


……って…、その顔はなぁ…。

……………ずりぃ。



「……モブ男、次のゲームについて話しときたいことがある。ついてこい。」


俺はそう言うとモブ男に後についてくるよう促した。そうしてその場を離れる俺たちを【名前】はおろおろしつつ、ただただ黙って見ていた。



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ーードンッ

その音は俺が壁に背中を預けるモブ男の体の横に荒々しく足を置いた際に出た音だ。その拍子にモブ男は「ひいっ！？」と情けねぇ声を出す。


「…はっ。情けねぇ。こんぐらいでビビってんじゃねぇよ。」


俺は嘲笑気味にそう言うと、モブ男にグイっと顔を近付けた。


「【名前】のこと、１００％泣かせねぇ自信あんだろな…？」


恐らく開いてるだろう瞳孔でモブ男を見据えながらそう言うと、またモブ男は情けねぇ声をあげた。そんなモブ男に俺は思わずチッと舌打ちをする。



「俺はただ聞いてんだよ。



【名前】を１００％泣かせねぇのかって」





この後程なくして【名前】はフラれたらしい。



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【名前】「フ゛ラ゛れ゛ま゛し゛た゛ああああっ！！！」
ナワーブ「（所詮そんぐらいだったってことかよクソが。）」


結論：ナワーブ・サベダーは脅した（結果、恐怖を感じたモブ男に【名前】はフラれた）。