ここまでのあらすじ：
【名前】が新しく荘園に来たモブ男と付き合うことになったらし……いっ！？



「なっ！？………マ…、……マジ、で…？」


は！？マジかよ！？モブ男来てからそんなに経ってないのに！？俺の方がもっと長い時間この荘園で過ごしてたのに！？

俺はそう思うと、聞いた当初驚きでいっぱいだったのに次第にショックの方が大きくなっていった。


………でも、【名前】はうれしそうだな…。
こうやって好きな男の隣で笑ってるのが女にとって幸せだろ…。

……このまんま、男性不信治るといいな。


そう思って俺はフッと笑った。


「よしモブ男！ちょっと俺と話しようぜ！」

「あ、でもエリスさん…」

「悪ぃな【名前】！男同士積もる話があんだよ。ツェレさんのところ行って女同士恋バナでもしててくれ！」


俺は【名前】の言葉を遮ってそう言うと、モブ男の方に腕を回してそのまま連れて行った。



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「悪ぃなモブ男。」


人気のないところに着くと、まず強引に連れ出したことを謝っておく。そしてバシンといい音を鳴らしながらモブ男の両肩に手を置いた。


「………モブ男っ…！……【名前】はさ、男性不信だから大変だと思う…！
…だけど、だけどな…！絶対泣かせんなよ…！



【名前】を頼んだぞ…！」



そう言ってニカッと笑ってみせた。



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結論：ウィリアム・エリスは【名前】の幸せを願う。