ここまでのあらすじ：
【名前】さんに用があったので、【名前】さんの部屋をノックした。「はい、どうぞ」と言われたから入っていった。



「キャアアアァァァァーッ！！？」


そんな叫び声と同時に僕の目に飛び込んできたのは、【名前】さんの着替えている姿だった。それと同時に僕目掛けて飛んできた本は見事命中し、顔全体に痛みが走った。
その本がズレ落ちるよりも早く僕は部屋を出てドアを閉め、ウィックと一緒に自室へと走って帰っていった。そして部屋に着くと息と鼓動を整える。


………み、見てしまった…！女性がほぼ裸になってる姿を見てしまった…！
ぼ、僕は一体どうすれば…！？



そう頭を抱えて悩んだ結果、急いで筆を取った。





拝啓　【名前】様

お、おおおお着替え中にも関わらず部屋へ入ってしまうという大変失礼なことをしてしまい、たたた大変申し訳ございませんでした！

ち、ちなみに僕は何も見ていません！ましてや貴女の裸に近い姿を見てしまったなんて…、下着が白色だっただなんて…、ままま全く存じ上げておりませんので、どどどどうかご安心くださいませ！

これからも何卒宜しくお願い致します。

ビクター・グランツ





この後、この手紙を読んだと思われる【名前】さんが部屋へやって来て、平謝りと共に早くどうかこの一件を早く忘れてほしいと泣きながら懇願された。



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ルカ「なになに？“裸に近い姿も下着の色も見ていないと伝えたのに、泣かれてしまいました。何か不備があったのでしょうか？”」
アンドルー「ぶ、文章を殴り書きしたのがダメだったんじゃないのか？あいつは日本人だから読めなくて焦ったとか」
ビクター「んー？（違うと思う）」



結論：ビクター・グランツは着替え姿を見たときも見た後も焦っていた。
（つまりかわいい）