11:特殊マッチしちゃってる系女子
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(※S6の真髄2の衣装を元にした話です。)
(※いつも以上にキャラ崩壊ひどいです。)
私は確か、協力狩りに来ていたはずだ。
……いや!「はず」じゃない!絶対にそう!
湖景村で協力狩りだった!それでちゃんと待機室も確認して入室した!
じゃあこの状況は絶対におかしい……っ!
そう確信した私は頬を思わず引き攣らせた。なぜなら私は今、湖景村ではなくホワイトサンド精神病院にいるのだ……。
「で…でも……、どういうこと…?」
スポーン位置のまま立ち尽くす私は一人で冷や汗を垂らしながらそう呟いた。だけどその呟きに答えが返ってくるわけはない。だから相変わらずこの状況が何なのか全く掴めやしなかった。というかそもそも、ホワイトサンド精神病院は協力狩りのステージには選ばれないはずなのに、なんで私は心菜にいるんだろう?
そんな疑問が浮かんだものの、このままここにいるわけにもいかなかった。そんなことをしていたらどういう仕組みかわからないけどこの荘園では頭上にカラスが舞い出のだ……。
だからとりあえず足を進めることにした。
コツ、コツ、と廊下に私の足音が響く。そんな中私はハッと気付いて顔を上げた。確か女性サバイバーは私以外にトレイシーがいたはずだ。だからとりあえずトレイシーに合流して、この状況がどういう状況なのか情報交換をしたり調べたりして二人で状況把握に乗り出そう…!
そう閃いた矢先、なんとラッキーなことに少し先の曲がり角で誰かと話してるトレイシーの姿が目に入った。とはいえ、その“誰か”はちょうど曲がり角に隠れているし、トレイシーはトレイシーでなんだか精神病院の患者さんみたいな変な格好しているからなんだか不安だ……。
………いやいや、なんてことを思ってるんだ私は。合流したかったトレイシーと早速会えるのはホントにラッキーじゃないの。
不安に負けそうになる自分を戒めるようにそう思った私は首を振って不安を払拭し、小走りしてトレイシーに駆け寄っていった。
「トレイシーっ!助かったよーっ!協力狩りのはずなのにどういうわけかステージが精神病院なもんだから心細…──」
そう言いながら笑顔で駆け寄っていっていたけれど、こちらを向いたトレイシーの顔を見た瞬間思わず体が凍り付いて足を止めた。なぜなら…、トレイシーの目はなんだか黒々としていて直感的に正気ではないと感じとれてしまった。おまけに顔にはニタァと張り付けたような不気味な笑みを浮かべている。
「あはっ!ジョゼフせんせー、【名前】だよ?」
見るからにおかしいトレイシーがその不気味な笑顔でそう言いながら私を指差す。そうすると「ほォ…?」と言いながら誰かが曲がり角からひょっこりと顔を出した。
「こんなところにいたのか【名前】君…。」
その誰かとは白衣のようなものを着たジョゼフさんで……
……
……
………って!?
「な、なんで!?協力狩りなのになんでジョゼフさん!?」
「ダメじゃないか【名前】君。ちゃんと部屋に戻らなきゃ。」
私の質問には答えてくれず、ジョゼフさんは私を見下すかのような威圧的な笑みを浮かべている。
「ヒイイイィィィィーッ!!?」
そんなジョゼフさんの顔を見た瞬間、私は全速力で逃げた。それはもう…、情けない叫び声をあげながら必死に逃げた!
だけどジョゼフさんは「ふはははは!」とか「ウキャキャキャキャ!」とかいう笑い声をあげながら…
……
……
…「ウキャキャキャキャ」?ジョゼフさんが?
あのジョゼフさんがそんな笑い声あげるだろうか…?
というかそもそもあの笑い声、ジョゼフさんにしたら妙に高い気が……──
「──【名前】っ!楽しーねっ!楽しーねっ!」
私が感じた違和感に顔をしかめていると横から聞こえてきたそんな愉快げな声…。その声には理性がないような不気味さを感じる…。
だから私は…、血の気を引かしつつゆっくりと横を向いた…。
「走るの楽しーねっ!楽しーねっ!ウキャキャキャキャッ!」
………み…、見るんじゃなかった…。
だって横には一切目が笑っていないくせに満面の笑みを浮かべてるトレイシーが並走しているんだもん…!
「イヤアアアアアァァァァァァーッ!!?」
その笑顔に恐怖した私は思わず肩を大きくビクつかせながら大きな大きな叫び声をあげる。だけど、そんな叫び声を遮る様な謎の金属音が前の方からガシャンガシャンと鳴り響いてきた。
だからその金属音の正体を確かめようと正面を向き直したのだけど、その瞬間顔面全体に酷く鈍い痛みが響き渡る。どうやら正面にあった金属の壁に盛大に何かにぶつかってしまったよう…
………ん?金属の壁…?
壁に顔をめり込ませたままこの壁について考える。
………そして気付く。いくらトレイシーに気を取られて正面を向いていなかったとはいえ、こんな道のど真ん中に金属の壁があるわけがない。そう気付いた私はゆっくりと顔が青ざめていった。
「……こ、この能力は…──」
「──おや、院長。」
「何が『おや』じゃ催眠医師!脱走した患者なぞとっとと捕まえんか!」
そんな大きな怒声にハッとした私はようやく壁から勢いよく顔を剥がして声の方を向いてみると、そこにはジョゼフさんと同じく白衣を着たバルクさんがいた。
……じ、実は…、バルクさんとゲームに当たったことがそんなにない…。よってバルクさんの能力に対する対処法がいまいちわかってない…。
い…、いや…、そんなことより………、
「院長」とは…?「催眠医師」とは…?
「あ、いんちょーせんせー!」
「院長先生!?トレイシーホントこれ何なの!?お医者さんごっこ!?この状況で!?」
「また貴様はそんなとぼけたことを言いよって!これはごっこ遊びなんかじゃない!貴様はこの病院の患者じゃろうが!」
「患者!?私が!?何の話をしてますかバルクさん!?」
「仕方ない…。僕の催眠術で立場というものをわからせてあげよう。」
「何の話ですかああぁぁぁーっ!!?」
私は今、会話についていけず大変困惑しております。
(※いつも以上にキャラ崩壊ひどいです。)
私は確か、協力狩りに来ていたはずだ。
……いや!「はず」じゃない!絶対にそう!
湖景村で協力狩りだった!それでちゃんと待機室も確認して入室した!
じゃあこの状況は絶対におかしい……っ!
そう確信した私は頬を思わず引き攣らせた。なぜなら私は今、湖景村ではなくホワイトサンド精神病院にいるのだ……。
「で…でも……、どういうこと…?」
スポーン位置のまま立ち尽くす私は一人で冷や汗を垂らしながらそう呟いた。だけどその呟きに答えが返ってくるわけはない。だから相変わらずこの状況が何なのか全く掴めやしなかった。というかそもそも、ホワイトサンド精神病院は協力狩りのステージには選ばれないはずなのに、なんで私は心菜にいるんだろう?
そんな疑問が浮かんだものの、このままここにいるわけにもいかなかった。そんなことをしていたらどういう仕組みかわからないけどこの荘園では頭上にカラスが舞い出のだ……。
だからとりあえず足を進めることにした。
コツ、コツ、と廊下に私の足音が響く。そんな中私はハッと気付いて顔を上げた。確か女性サバイバーは私以外にトレイシーがいたはずだ。だからとりあえずトレイシーに合流して、この状況がどういう状況なのか情報交換をしたり調べたりして二人で状況把握に乗り出そう…!
そう閃いた矢先、なんとラッキーなことに少し先の曲がり角で誰かと話してるトレイシーの姿が目に入った。とはいえ、その“誰か”はちょうど曲がり角に隠れているし、トレイシーはトレイシーでなんだか精神病院の患者さんみたいな変な格好しているからなんだか不安だ……。
………いやいや、なんてことを思ってるんだ私は。合流したかったトレイシーと早速会えるのはホントにラッキーじゃないの。
不安に負けそうになる自分を戒めるようにそう思った私は首を振って不安を払拭し、小走りしてトレイシーに駆け寄っていった。
「トレイシーっ!助かったよーっ!協力狩りのはずなのにどういうわけかステージが精神病院なもんだから心細…──」
そう言いながら笑顔で駆け寄っていっていたけれど、こちらを向いたトレイシーの顔を見た瞬間思わず体が凍り付いて足を止めた。なぜなら…、トレイシーの目はなんだか黒々としていて直感的に正気ではないと感じとれてしまった。おまけに顔にはニタァと張り付けたような不気味な笑みを浮かべている。
「あはっ!ジョゼフせんせー、【名前】だよ?」
見るからにおかしいトレイシーがその不気味な笑顔でそう言いながら私を指差す。そうすると「ほォ…?」と言いながら誰かが曲がり角からひょっこりと顔を出した。
「こんなところにいたのか【名前】君…。」
その誰かとは白衣のようなものを着たジョゼフさんで……
……
……
………って!?
「な、なんで!?協力狩りなのになんでジョゼフさん!?」
「ダメじゃないか【名前】君。ちゃんと部屋に戻らなきゃ。」
私の質問には答えてくれず、ジョゼフさんは私を見下すかのような威圧的な笑みを浮かべている。
「ヒイイイィィィィーッ!!?」
そんなジョゼフさんの顔を見た瞬間、私は全速力で逃げた。それはもう…、情けない叫び声をあげながら必死に逃げた!
だけどジョゼフさんは「ふはははは!」とか「ウキャキャキャキャ!」とかいう笑い声をあげながら…
……
……
…「ウキャキャキャキャ」?ジョゼフさんが?
あのジョゼフさんがそんな笑い声あげるだろうか…?
というかそもそもあの笑い声、ジョゼフさんにしたら妙に高い気が……──
「──【名前】っ!楽しーねっ!楽しーねっ!」
私が感じた違和感に顔をしかめていると横から聞こえてきたそんな愉快げな声…。その声には理性がないような不気味さを感じる…。
だから私は…、血の気を引かしつつゆっくりと横を向いた…。
「走るの楽しーねっ!楽しーねっ!ウキャキャキャキャッ!」
………み…、見るんじゃなかった…。
だって横には一切目が笑っていないくせに満面の笑みを浮かべてるトレイシーが並走しているんだもん…!
「イヤアアアアアァァァァァァーッ!!?」
その笑顔に恐怖した私は思わず肩を大きくビクつかせながら大きな大きな叫び声をあげる。だけど、そんな叫び声を遮る様な謎の金属音が前の方からガシャンガシャンと鳴り響いてきた。
だからその金属音の正体を確かめようと正面を向き直したのだけど、その瞬間顔面全体に酷く鈍い痛みが響き渡る。どうやら正面にあった金属の壁に盛大に何かにぶつかってしまったよう…
………ん?金属の壁…?
壁に顔をめり込ませたままこの壁について考える。
………そして気付く。いくらトレイシーに気を取られて正面を向いていなかったとはいえ、こんな道のど真ん中に金属の壁があるわけがない。そう気付いた私はゆっくりと顔が青ざめていった。
「……こ、この能力は…──」
「──おや、院長。」
「何が『おや』じゃ催眠医師!脱走した患者なぞとっとと捕まえんか!」
そんな大きな怒声にハッとした私はようやく壁から勢いよく顔を剥がして声の方を向いてみると、そこにはジョゼフさんと同じく白衣を着たバルクさんがいた。
……じ、実は…、バルクさんとゲームに当たったことがそんなにない…。よってバルクさんの能力に対する対処法がいまいちわかってない…。
い…、いや…、そんなことより………、
「院長」とは…?「催眠医師」とは…?
「あ、いんちょーせんせー!」
「院長先生!?トレイシーホントこれ何なの!?お医者さんごっこ!?この状況で!?」
「また貴様はそんなとぼけたことを言いよって!これはごっこ遊びなんかじゃない!貴様はこの病院の患者じゃろうが!」
「患者!?私が!?何の話をしてますかバルクさん!?」
「仕方ない…。僕の催眠術で立場というものをわからせてあげよう。」
「何の話ですかああぁぁぁーっ!!?」
私は今、会話についていけず大変困惑しております。