05:戦犯かます系女子
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キャンベルさんの顔面に信号銃を放った私は、動揺してその場から逃げようと病院外周を走っていた。
するとリッパ―さんもその後を追いかけてきたわけで…。
その後病院内に逃げ込めず病院外周をチェイスするという無謀なことをする羽目になっていた。
って!きっとキャンベルさんにあんなひどいことをしたからバチが当たったんだ…!
そんなこと白目をむきながら涙を浮かべ考えていた。
そんなこんなで病院の出窓までやって来たところ、そこにある道具箱の前に何か落ちてるのに気がつき、なぜかそれを拾い上げてしまっていた。
「って…。これライリーさんの地図…」
眺めてると壁からニュッと出てきた二本の腕。
それに捕まったかと思えばそのまま壁の中へ引きずり込まれた。
「それねぇ…。
【名前】に何かいい道具出てこないかなぁって思って道具箱漁ってみたけど、そんなのしか出てこなくて…。」
病院内に入ってることに気付いたと同時にそんな声が真後ろから聞こえる。
真後ろを見てみると…、
「ファーチェするって宣言してたのに、ごめんね【名前】。」
そう言ってニコッと笑うフィオナが…!
「フィオナぁ…!!」
歓喜し泣きながらフィオナに抱きつく私。
フィオナもそんな私の頭を撫でてくれる。
そんなわけで何分かぶりの逢瀬を楽しんでたわけだけど、シュンって音に邪魔される。
私たちの真横を通過して階段にぶつかったそれは、階段に傷をつけて直にぶわぁと霧になっていく。
「聖心病院でフィオナさんなんて追うわけないじゃないですか。
追うならもちろん、御札を忘れて無能と化した【名前】さんでしょう?」
もちろんあれは霧の刃だったわけで…。
なのでもちろん声の方にはリッパーさんがいる。
それもかなり愉快げな雰囲気で。
私がフィオナに逃げるよう伝える前にフィオナは「こっちに来て」と行って私の手を引っ張りながら二階へ駆け上がってった。
二階に着くと、私は唖然とした。
だって、あちこちにワープが作られてるんだもん…!
「せめて【名前】がチェイスできるようにと思っていっぱい作っといたの。」
フィオナが笑顔でそう言うと後ろから「ヘアッ!!?」とすっとんきょうな声が聞こえてきた。
振り向くと「何ですかこれ!?」と言いながら恐らく目を見開いているリッパ―さんがそこにいた。
「勘違いしてたようねリッパ―さん。
フッと笑いながらそう言い放つフィオナがものすごく神々しく見える…!
「そりゃあ私がファーチェして地獄を見せてあげようと思ってたわけだけど、それがダメだとなれば次の手を考えるわよね。
ってことで、ワープは壊れても大丈夫だからここを好きに使ってね。」
そう言ってフィオナは私にウインクして解読するべく壊れてむき出しになったところから飛び降りて去っていった。
「…ありがとうフィオナ!」
去ったフィオナにそう言うと超強ポジへと改造された病院内でのチェイスが始まった。
ワープをくぐって一階へ降り、またワープで外に出る。
次は普通に中へ入って板を当ててからまたワープへ二階へ。
穴から落ちてまた板を当てて、少し先にあるワープで二階へ上がって…。
「って!!私不利すぎるんですけど!!」
ワープを通る度スタンが起こってボロボロになったリッパーさんはそう叫んだ。