05:戦犯かます系女子
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「ちょ…っ、何なんですか!?頭に何か刺さって…」
やっぱり私の見間違いじゃなったのか、リッパ―さんは後頭部を押さえながらバッと後ろを振り向いた。
それにつられて私もリッパーさんの背後を覗き込む。
するとそこにはホーホーと泣きながら羽ばたくかわいい生物…。
「ポッポさん…?」
「クラークさんの!?」
ポッポさんは再びホーホーと鳴くと、いつの間に…というかいつからそこにいたのかわからないけどなぜか俯きながらプルプルと震えているクラークさんの肩に止まった。
「【名前】さんがちゃんと隠密できているか心配で相棒を飛ばして様子を見てみたら…!
見損ないましたよリッパーさん!!!」
そう叫びながら顔をくわっと上げたクラークさんはなぜか顔を真っ赤にしながら青筋を浮かている。
「ちょ…!そのフクロウ私のこと刺したんですけど!?」
「私が刺すよう指示したんですよ!」
「貴方にそんな能力ありましたっけ!?」
「か弱い女性の服を破くなんて…!なんてひどいことをっ!」
「か弱い!?この両目【名前】さんにされたんですけど!」
「おかげで怒気値が一瞬で限界まで貯まりましたよ!」
「だから貴方にそんな能力ありましたっけ!?」
そんな謎の激しい押し問答を繰り広げる二人に圧倒される私。
どうしたらいいのかとおろおろしているとホーホーと言いながらポッポさんが私の元へやってきて、背中にぴったり張り付いた。
「とにかく【名前】さん!女性の服を破いて羞恥心を煽って楽しむようなこの変態から一刻も早く離れてください!」
「え!?あ…、ありがとうございます!」
とりあえずお言葉に甘えてこの場から離れよう…!
そう思って走り出した。
「えらく誤解されてますが……、逃がしませんよ…!」
背後からそんな声が聞こえてきたかと思えば、シュンッっと音がした。
もしかしてと思って振り返ると、案の定霧の刃がこっちに向かって飛んできてる…!
「危ないポッポさん…!!」
私はそう言いながら背後にいるポッポさんを抱え込んで横へ飛んで避ける。
なんとか霧の刃を避けることに成功したらしく、近くの木にシュッと音を立てながらぶつかり霧となった。
「ポッポさん!ご無事で「ブフゥッ!!!」
私がポッポさんがケガをしてないか確認しようとすると、元来た方から謎の悲鳴が聞こえた。
思わず振り向いてみると…、なぜかクラークさんが鼻から血を吹き出しながらゆっくり倒れ始めてる…!
「クラークさんっ!?
ど…、どうしようポッポさん…!!」
助けを求めてポッポさんを見る。
でもなんだかポッポさん、放っとけと言わんばかりに呆れてるような雰囲気を出してる気がするんだけど…。
「くっ…。認めません…!
決して相棒の視界を通して【名前】さんの谷間が目の前に現れたから興奮してしまったとかそんなわけでは…!」
「認めなさい。男は女性の性的シンボルを見ると興奮してしまう情けない生き物なんですよ。」