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一番はだあれ?(全2種)




「ムッキャー!!もう我慢ならねぇ!!」

「そりゃこっちの台詞だ」

「モン太くんと駿くん…珍しいコンビだね。何をそんなに揉めてるの?」

「筧のヤツ、お前が一番のマネージャーだっていうんだぜ!そりゃすげぇのは知ってるけど、一番はまもりさんに決まってんだろ!」

「姉崎さんがどんなに凄かろうと、コイツが一番に間違いない」

「喧嘩じゃないとは思ったけど…駿くんは褒めすぎだよ。一番は「ジュリに決まってんだろ!」

「わっ!コータローさんまでどうしたんですか?」

「ここはビシッといっておかねぇとな!ジュリだって負けてねぇぞ!」

「おっと、マリアのことを忘れてもらっちゃ困るね。子猫ちゃんにだって引けを取らないっちゅう話だよ」

「それをいえばウチの若菜だってね…」

「いつの間にか自慢大会になってませんか」

「「「「一体何の話(ですか)?」」」」

「「「「え、えーと…」」」」

「コイツが一番のマネージャーだって話です」

「全く揺らがない駿くんは、ある意味優勝だと思います」




一番はだあれ?




「ったく、アイツらわかってねぇな」

「その気持ちは嬉しいんだけどね、やっぱり一番は優勝校のマネージャーであるまもりお姉ちゃんだと思うんだ」

「………」

「だから、駿くんの言葉が本当になるように頑張るね。夢を叶えられるように、これからも全力でサポートするよ」

「…やっぱり、お前がウチのマネージャーで良かった」

「えへへ、そういってくれると順位なんて関係なく嬉しいな」

「少なくとも一番仲の良い選手&マネコンビは筧ちゃん達だと思うんだよね~」

「な、なんで俺にいうんだよ!俺とまもりさんだってゴニョゴニョニョ…」

「一番、か。マネージャーどころか女子生徒すらいない俺らには鬼関係ない話だったッスね…」

「そうだなぁ。女の子がいるだけで羨ましいぞう…」

「……ここだけテンション違い過ぎなんだけど」






「ンハッ!そりゃないって!俺んちのが一番!」

「ぼ、僕んちのだって負けてないよ!」

「今度は健悟くんとセナくんだ。どうしたの?」

「ウチのフェレットが一番可愛いって話だよ!ほら、この前見たろー?」

「僕の家の猫も可愛いんだよ!だんだん逃げ足が速くなってきて世話が大変だけど…」

「ペットの話なんだ。ウチのオウムくんも負けてないよ!」

「それをいうなら、俺の家の三毛猫もなかなかだよ」

「桜庭さんのお家も猫を飼ってるんですね。そうなると犬派は…」

「原尾がドーベルマンを飼っている」

「な、なんというか似合いすぎて怖いです。ヒル魔さんはケルベロスくん…って、飼ってるに入るのかな」

「ばっはっは!ウチにも雑種の犬がいるぞ!」

「うーん。犬派が多いなぁ。他には誰かいますか?」

「やー!ウチはハムスターだよ!ちっちゃくて可愛いんだからね!」

「ちっちゃくて可愛いといえばウチのマネージャーも「駿くん。もしペットとしての発言なら、今日一日口聞かないよ」

「…………」

「え、筧マジでいってたの?でも確かに動物でいうとウサギっぽいよな~」

「おやおや?こんなところに都合良くバニーの衣装が「それ強要させるなら、このデータ全部帝黒に売り飛ばしますから」

「……普通に一番サイキョーって話だったら、この子だったりして?」




一番はだあれ?




「りっくん!久しぶりにおじさん達のところへ行ってオウムくんに会おうよ!」

「ああ。別にいいんだけど、アイツ俺を見るたびにりっくんりっくん五月蝿いんだよな」

「あはは、私が最初に教えちゃったからね」

「そういえば、さっき一番がどうこういってたけど…ペット云々抜きにしてのお前の一番は?」

「もちろんりっくんだよ!」

「当然!俺もだよ!」

「まぁ、最初から一番対決で陸に勝てる訳ないからねぇ」

「一番の師匠だったらキッドさんですよ!」

「はは、ありがとう。それでも十分嬉しいよ」

「先生だと駿く…でも、キッド先生や数学のおじいちゃん先生も好きだし…」

「頼むから先生枠だけでも俺にしてくれ!他にねぇだろ!」

「他にもあると思うけど、珍しく本人の希望だから…一番大好きな先生は筧先生ですっ!」

「~~~~っ!!!」

「しゅ、駿くん?どうしたの?膝から崩れ落ちるほど先生枠が嬉しいの?」

「筧氏の一番はわかりやすいな。しかし、この一番の天然さんを好くのも困りものだよ。…俺も、だけどね」

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