人物図鑑
作品一覧
棗
喫茶アルキュミアの店主 本名 ??? 通称 マスターさん 身長 179cm 誕生日 ??? 年齢 32歳 血液型 B型 性格 温厚 好物 珈琲、紅茶、ナポリタン 苦手 ??? 職業 喫茶店の店主 備考 メシマズ 髪色 ミルクティー 目の色 深緑 一人称 僕 アルキュミアのマスター 喫茶店アルキュミアを営む男性。誰にでも親切で優しい。 味覚に異常があるようで、彼の作る料理はどれも味がおかしい。彼がチョコレートに砂糖をかけて食べるのも、その異常な感覚の表れだ。 しかし、頑なに自分は料理が得意だと言い張っている。実際、手捌きは料理に慣れた人間のそれだが、肝心の味はというと……不味い。 「喫茶店を開くのは、僕にとって憧れだったんだ。それに加えて“マスター”なんて呼ばれていたら……どう? 格好良いだろ?」 珈琲や紅茶といった嗜好飲料に関して、彼には複雑な拘りがある。これは彼の父が商材として扱っていたことに由来するという。 珈琲と紅茶のおいしさについて、彼は人生で三本指に入る発見だ、と口癖のように語っている。喫茶店の住民にさえ出自を話す事はない彼が唯一語る過去の話は、よく祖父が淹れてくれた紅茶の話だ。それはありふれた茶葉であったが、ある特殊な抽出器具を経て淹れられた紅茶は、悩みや緊張がすっと解けていくような、何にも代えられない味がしたという。祖父が亡くなった後、その器具を探した事があるが、どこにもなかった。祖父のみぞ知る抽出器具を、彼は今でも探している。 ・各キャラクターへの反応 いりこさんについて…… 「いりこさんが、僕の料理は人に出すものじゃないって言うんだ。どうしてだろう? 長いこと自炊してたし、変な料理を作ってるつもりはないんだけど」 イルについて…… 「イルが車の運転ができるって言うから、レンタカーを借りてちょっと遠い場所の買い出しに付き合って貰ったんだ。でも、彼女には悪いけど、もう二度と頼まないと思う……」 イラについて…… 「この間、二階から目薬を差してみたいから、差される側として階段の下にいてほしいって言われたんだ。30分くらい頑張って、ようやく入った時は感動したよ」 ユイについて…… 「え? 僕とユイの関係? うーん……僕らはそこまで似てないと思うけど。強いて言うなら、ココアとチョコレートみたいな関係かな。あはは」 カタリナについて…… 「彼女はこの店に来てくれた初めてのお客さんだよ。この土地にできたお店は、ことごとく閉店しているって教えてくれたのも彼女だっけ。でも、それはこの店にお客さんが来ない事とは関係ないよ」
いりこさん
通称 いりこさん 身長 146cm(アホ毛込み) 誕生日 -- 血液型 -- 性格 うかつもの 好物 メロン果汁の入ったメロンパン 苦手 細かい事 職業 喫茶店の店員 備考 さんをつけないと怒る 髪色 水色 目の色 ブルー 一人称 私、いりこさん 何度か解体されたイリス。世間の荒波に揉まれてきた。片割れの行方は分からない。いりこ“さん”と呼ばないと怒る。 「おいお前、本当にこのメニューを頼むのか?! いりこさんはおすすめしないからな、むしろ飲み物だけにするのをおすすめするからな……!」 彼女は様々なアルバイトを経験している。例えばスイーツ店、サンドイッチ店、うどん屋の厨房、雑貨屋の品出し、編み物教室のアシスタント、ベビーシッター……最も長く、ユイと出会う直近まで勤めたのは、ホテルの清掃担当であった。例外を除くと、その殆どが裏方ばかりなのには訳がある。 彼女ら『イリス』は前時代の技術の残滓、残り香である。魔術師がその特徴的な青い髪を見れば、疑わずにはいられないだろう。 気がついた時には、既に天涯孤独の身となっていたいりこさんは、世間の荒波に揉まれつつ、自身の片割れを探し旅をしていた。自分はどこで、どんな魔術師に解体されたのか? いりこさんになる前に、何度それが繰り返されたのか? それを教えてくれる人はいない。 この広い世界で、残り香のイリスを、ましてや自分の片割れを探すのは、容易なことではない。けれどもあの日、いりこさんは一片の望みをユイに託したのだ。 ・各キャラクターへの反応 喫茶店のマスターについて…… 「あいつの料理はまずすぎる、食材に失礼なレベルだ……平気で食べられるやつの気が知れない!」 イルについて…… 「まめちしきのコーナー! 掃除がめんどくさい時は、イルみたいなこだわり屋さんの前で雑に掃除をしてみるといいぞ!」 イラについて…… 「この間、あいつと話し合ったんだ。『この喫茶店では誰が最強か?』って。結果は、やっぱりいりこさんだったけどな!」 ユイについて…… 「知ってるか? あいつにも好き嫌いがあってな、特に玉ねぎが苦手なんだ。だから、あいつが作るナポリタンには玉ねぎが入っていない……」 カタリナについて…… 「お嬢様ってもっと忙しいもんだと思ってたけど、あいつはいつも暇そうだ!」
イル
通称 イル 身長 155cm 誕生日 -- 血液型 -- 性格 高飛車 好物 クリームソーダ、ゴーフレット 苦手 パサパサした食べ物 職業 喫茶店の店員 備考 運転が荒い 髪色 毛先にかけて緑になっていく水 目の色 薄い黄緑 一人称 わたし イラの片割れ。プライドが高く、言葉遣いは丁寧でも、人への敬意は少々欠けている。 運転免許を取得しているが、彼女に車の運転をさせてはいけない。 「わたしに何かご用ですか。つまらない話を聞くことは、不得意なのですが」 喫茶店に来る前は、ユイの旧友であるテオという男の研究所で、イラと共に錬金術師ミスティの補佐をしていた。 分解されたイリスは、その記憶の殆どを無くし、新たな人格として“生まれ変わる”。 一度も手を加えられていないイリスはとても貴重で、喉から手が出る程欲しがる魔術師も少なくない。それなのに、敢えて自分を分解した理由は何なのか? 彼は答えようとはしない。その態度が余計に彼女の反発を呼ぶのだ。 ・各キャラクターへの反応 喫茶店のマスターについて…… 「マスターさんのお部屋には、一度も入ったことがないんです。いつも鍵がかかっているし、掃除もご自身で行っているようです。何か、隠したい物でもあるのでしょうか?」 いりこさんについて…… 「いりこさん、何度も言いますが、タオルは柄と模様、それから向きを揃えて収納してください。縦縞と横縞は同じではありません!」 ユイについて…… 「馬鹿な人。」 カタリナについて…… 「えっ、あなたの家に遊びに行ってもいいんですか? それなら、リリアンがどんなお菓子を食べたがっていたか教えてください!」 リリアンについて…… 「深くは話せませんが、大きな目で見れば私とリリアンは親戚くらいにはなります。」 テオについて…… 「また酔って道路で寝たのですか? はあ……汚いので近寄らないでください。」
イラ
通称 イラ 身長 155cm 誕生日 -- 血液型 -- 性格 おだやか 好物 鯛の塩焼き 苦手 口の中の水分が取られる食べ物 職業 喫茶店の店員 備考 都合の悪いことを言われると固まる 髪色 毛先にかけて緑になっていく水 目の色 黄 一人称 わたし イルの片割れ。丁寧な言葉遣いだが、他人を思い遣る能力は少し欠けている。 喫茶店に来る前は、ユイの旧友であるテオという男の研究所で、イルと共に錬金術師ミスティの補佐をしていた。 「二階から花壇に水をあげたら、どうなるのでしょうか? 実践の結果、入り口から出てきたあの方に水をかけてしまいました。はあ……機嫌を損ねないよう、甘い物という賄賂を渡さないと」 ・各キャラクターへの反応 喫茶店のマスターについて…… 「マスターさんは何故あの方と少し……若干似ているのでしょうか。それは、わたしたちをここへタダで住まわせている事に、関係があるのでしょうか?」 いりこさんについて…… 「現存する多くのイリスには、わたしとイルのように姉妹がいます。いりこさんにも、自分と同じようなイリスが存在するのでしょうか?」 ユイについて…… 「あの方は本当に面白い人ですよ。」 カタリナについて…… 「彼女の境遇には同情します。あの方の少し様子がおかしい所にも目を瞑ってくれるのは、彼女の優しさでしょうね。」 ミリアについて…… 「ミリアの家には猫がいるそうです。名前はララちゃん。いつか見てみたいです」 リリアンについて…… 「まさか、リリアンがカタリナの家に贈られたとは思いませんでした。わたしたちと彼女は、実は旧知の仲なのですよ……と言っても、彼女にとっては、ですけれど。」 テオについて…… 「テオの扱い方はとても簡単です。お酒をご馳走してあげれば、大抵のことは協力してくれますよ。」
ユイ
本名 ミスティ=ライブラ 通称 ユイ 身長 179.5cm 誕生日 10月13日 年齢(自称) 32歳 血液型 B型 性格 冷静沈着 好物 甘い物 苦手な物 ネギ類全般(玉ねぎ含む) 職業 錬金術師、教授 備考 言い回しが回りくどく話が長い 髪色 掠れた金 目の色 赤 一人称 私、僕 有閑錬金術師 白衣を着た男性。一見無愛想でそっけないが、それが彼の本質でない事はふとした振る舞いから感じ取れる。いくら冷徹なふりをしていても、根がお人好しであることは隠せない。 「私は君らの面倒を見ることはあれど、バカな事をしでかした責任まで負う必要はないと考えていたのだが」 特定の人物が来店した時、普段は見られない表情を見ることができる。まるで幼子を見守るような、ごく薄い硝子でつくられた薔薇に、触れることを躊躇うような……。 ・各キャラクターへの反応 喫茶店のマスターについて…… 「私と彼が似ている? 具体的に、どこが? ……何となく? ふん、他人の空似だ」 いりこさんについて…… 「さて……トリスメギストスで、彼女の片割れに関する有力な情報が得られれば良いのだが。もし手がかりがないなら、会いたくない人間に会わざるを得なくなってしまう……」 イルについて…… 「ヒステリックな人間は苦手だが、度々あれの発するそのような症状には感動すら覚えるよ。凄まじい完成度だ」 イラについて…… 「人間の行動には、矛盾が伴うこともあるだろう? あれはそのようなことを意図せず行っているようだ。うん……面白い」 カタリナについて……? 「エーカ。君と再会できた時は、私は夢でも見ているのか、それとも死んだのか……そう思ったよ。私が、今度こそ必ず、君を守ると約束しよう」 カタリナについて・贈り物 「君に面白いものをあげよう。手を出してごらん。……ああ、指環だ。宝石とはいかないが、上質な人工鉱物を嵌め込んである。見てごらん、角度によって花が浮き上がるんだ。どうかな、気に入って貰えるといいのだけど。もしもサイズが合わなければ、ペンダントとして……何? 重い? 何が?」 ミリアについて…… 「彼女がずっとエーカの側にいてくれれば、私も心配をしなくて済むだろうな」 リリアンについて…… 「リリアンの製作には私も関わっているんだ。よくできているだろう?」 テオについて…… 「彼は私の数少ない友人でもある。理由? 私が無理な要求をしても、なんだかんだ聞いてくれるところが気に入っているんだ」
カタリナ
本名 カタリナ・エルメンライヒ 通称 カタリナ 身長 163cm 誕生日 7月26日 年齢 17歳 血液型 A型 性格 プライドが高い、金銭感覚が狂っている 好物 カニクリームコロッケ 苦手 うに、貝類 職業 学生 備考 大手玩具会社“エルメンライヒ”社長の娘。 髪色 白銀 目の色 金 一人称 あたし 薔薇色の令嬢 母は女優のエリス、父は大企業エルメンライヒの社長である。彼女は生まれた時から不足を知らず、また歳の離れた兄の存在により後継者としての教育も受けずに、ある程度自由に育ってきた。無論、エルメンライヒの令嬢という肩書きの範疇から外れない程度に。 「欲しいものはその瞬間に手に入れないと。今日あったものが明日もあるとは限らないわ。それこそ、もう二度と手に入れることも、見ることすら出来なくなるかもしれないのに。躊躇する意味なんてあるの?」 エルメンライヒの本社は大都会ルミノックスの中心部に存在する。周辺に建てられた高層マンション『ツリーオブライフ』の35階は丸ごとエルメンライヒ社長の所有物だ。しかし、彼らはそこに暮らしているわけではなく、あくまで資産としての所有である。 カタリナはというと、そのような華やかな都心部ではなく、郊外に位置する古い邸宅で暮らしている。これは、都会の喧騒と冷えた空気を嫌う、祖父の願いであった。この邸宅はその父方の祖父の遺産であり、事切れるまで暮らしていた場所だ。当時四歳であったカタリナには、死というものが理解できなかった。ただ、当時勤めていたねえやの口から聞かされた、お爺様にはもう二度と会うことができないという言葉だけが、彼女の記憶に残っている。 敷地内には小型の植物園が存在する。これは、エルメンライヒがこの土地を購入する前の持ち主が育てたものだという。様々な種類のハーブや美しい花々が、季節に合わせて庭園の姿を変える。中でも、一際鮮やかなのが薔薇園だ。薔薇は彼女の最も愛する植物である。 ・各キャラクターへの反応 喫茶店のマスターについて…… 「あの人、ああ見えて人の話聞かないし、頑固なのよね。……とにかく、マスターさんの手料理はもう絶対食べたくないわ」 いりこさんについて…… 「喫茶店の中で一番常識があるのは誰かって……いりこさんしか考えられないわ。他のみんなは、浮世離れしてるっていうか……変わってるもの」 イルについて…… 「リリアンと仲良くしてくれてるみたいで嬉しいわ。何かにつけて、いつも大げさに喜びすぎだと思うけど」 イラについて…… 「この間、イラに刺繍を教えてもらったの。あの子、意外と人に教えるのは上手なのね。……それにしても、イラの作品はどれも個性的すぎよ。なんなのかしら、おにぎりを天に掲げるアヒルって……」 ユイについて…… 「彼は重度の心配性みたいね。なにかとあたしの様子を気にしているみたい」 ユイについて・エーカ 「彼はあたしに良くしてくれるけれど、あたしを見てはくれない。慣れてるからもう何も思わないわ。彼の気が済むなら別に構わない。ただ、たまに考えるの。『エーカ』って、どんな子だったのかなって……」 ユイについて・お返し 「この間はありがとう。あなたって、甘い物が好きなんでしょ? これあげる、バタークッキーよ。専門店の限定品よ、味は保証するわ!」