未来
私には、殺したい人がいた。
恨めしくて、憎らしくて、それなのに忘れられない。
初恋の人より鮮明に映される記憶には、
いつだってその人がいて、私はそれが見える度涙した。
あの子はいつもキラキラしてて、みんなからも人気者で。
でも高校2年生の時、その子は部活で先輩と喧嘩をしたらしい。
それも後から聞いた話だったけど。
私はその時、クラスの中でもなんとなく浮いていて、八つ当たりには最適なサンドバッグだったみたいで。
気がついたら、毎日悪口と陰口に囲まれる日々だった。
先生や周りの大人には、「気にしなければいいのに」って散々言われたけど、そこで綺麗に無視ができるほど私は大人じゃなかったみたいで。
思えばあの時から、私は様子がおかしくなって、学校帰りは毎日泣いて帰って、夜も寝れずにぐるぐる考えて。
高校最後の方は、「殺したいけど殺せないから私が死ねばいいんだ」って思って、よく死のうとしてた。
でも不思議と、リスカみたいな自傷行為には手が出なくて、膨大な感情が行き場を無くしてるのを感じてた。
高校を卒業した後は、大学も就職もしないでひたすら寝てた。
餓死出来たらラッキーだと思って、ご飯もろくに食べなかった。1ヶ月で5キロ痩せた。
そのうち寂しくなってきて、人と話すようになったんだけど、そこでもまた裏切られた。
そこで死んでおけば良かったって何度も思った。
それからは、また人と話して、傷ついて死のうとして、死ねなくてまた寂しくなって、それを繰り返してた。
そしたらね、好きな人が出来たの。
その人はとてもかっこよくて、頼れる背中にスーツが良く似合った。
人を殺したかった私が人を愛せるか、まだ分からないけど。
これから私は、幸せになるんだ。
恨めしくて、憎らしくて、それなのに忘れられない。
初恋の人より鮮明に映される記憶には、
いつだってその人がいて、私はそれが見える度涙した。
あの子はいつもキラキラしてて、みんなからも人気者で。
でも高校2年生の時、その子は部活で先輩と喧嘩をしたらしい。
それも後から聞いた話だったけど。
私はその時、クラスの中でもなんとなく浮いていて、八つ当たりには最適なサンドバッグだったみたいで。
気がついたら、毎日悪口と陰口に囲まれる日々だった。
先生や周りの大人には、「気にしなければいいのに」って散々言われたけど、そこで綺麗に無視ができるほど私は大人じゃなかったみたいで。
思えばあの時から、私は様子がおかしくなって、学校帰りは毎日泣いて帰って、夜も寝れずにぐるぐる考えて。
高校最後の方は、「殺したいけど殺せないから私が死ねばいいんだ」って思って、よく死のうとしてた。
でも不思議と、リスカみたいな自傷行為には手が出なくて、膨大な感情が行き場を無くしてるのを感じてた。
高校を卒業した後は、大学も就職もしないでひたすら寝てた。
餓死出来たらラッキーだと思って、ご飯もろくに食べなかった。1ヶ月で5キロ痩せた。
そのうち寂しくなってきて、人と話すようになったんだけど、そこでもまた裏切られた。
そこで死んでおけば良かったって何度も思った。
それからは、また人と話して、傷ついて死のうとして、死ねなくてまた寂しくなって、それを繰り返してた。
そしたらね、好きな人が出来たの。
その人はとてもかっこよくて、頼れる背中にスーツが良く似合った。
人を殺したかった私が人を愛せるか、まだ分からないけど。
これから私は、幸せになるんだ。
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