イナイレ系短編集
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ありがとうございました〜!!
みんなの元気で大きな声がグランド内から響き渡る。
自分は練習が終わり、すべての後片付けを終え、部室へと戻っている。
天馬「彰先輩!お疲れさまです!」
彰「お疲れ、天馬くん。雨降りそうだから気をつけて帰ってね!」
天馬「は〜〜い!」
お先に失礼しま〜す!
今日これからどっか行く?
雷雷軒に行こうぜ!
何人かぞろぞろと部室から出て、帰っていく。
自分もこの部活のマネージャーとなって2年目となる。後輩くんたちも入って半年がたとうとしている。こうやって考えると早いもんだな〜って思ってる。最初は、同級生の神童くんや霧野くんに勧められて入った部活。スポーツが苦手な僕はみんなのマネージャーをやることになった。でも、こんなに可愛い後輩、尊敬できる先輩や同級生に出会えたことに感謝している。入ってよかったなって。
僕はみんなが部室から出たあとに鍵を締め、帰路につく。
帰路についた途端にポツリ、またポツリと空から雨が降り出してきた。
さっき、天馬くんに言ったけど本当に降ってくるなんて…。
まぁ、傘を持って来てたから良かった。
帰ろうとしたときに、学校の入口の方に傘を持たずに帰っている人影が見えた。僕はその人影に走って行った。
彰「あの、僕と一緒でも良かったら入ります?」
京介「あっ、彰先輩。」
彰「なんだ、剣城くんじゃん。奇遇だね!」
剣城くんは傘もささないで歩いていたからか少し濡れている。
彰「大丈夫、寒くない?」
僕が剣城くんの体に付いている露をはらう。
京介「ありかとうごさいます(小声」
彰「ところでだけど、僕でよければ一緒に帰る?」
京介「あっ、はい」
僕と剣城くんはそんなに話したことない。話と言ってもドリンクを渡した時くらいかな?笑
帰るとは言ったものの話すことがなく、沈黙が辛い。
その沈黙を破ったのは剣城くんだった。
京介「彰先輩は、なんでそんなに優しいんですか?」
彰「いや、そんなに優しいかなぁ〜?」
京介「先輩が他の人にもこういうことしてたらなんかムカつく…。(小声」
彰「えっ、今なんて?」
京介「なんでもないっす。先輩、濡れてるんでこっち寄ってください」
不意に剣城くんに肩を抱かれる。
彰「あっ、ありがとう!」
不覚にもきゅんとしてしまった。まぁ、僕が女の子だったら恋してるんだろうな〜。こんなイケメンと相合傘なんてしてたら…。
京介「先輩、そろそろ家なんで…」
彰「うん!また明日ね!」
京介「最後にひとついいですか?」
彰「んっ?
チュッ
剣城くんの唇が僕の唇に軽く触れる。
彰「えっ!?//////」
京介「帰り道は気をつけてくださいね。」
剣城くんは傘から出て、右に曲がって行った。
えっ、何?何したの?
最近中学生の流行りかなにかなのかな?!絶対そうだよ…、うん。
てか、僕って女の子にまちがわれてるとか?
絶対ないよね?!
僕は思考停止をしてそこに立ち止まっていた。
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各家にて……
京介(彰先輩、気づいてるかな)
彰(明日、どういう顔して合えばいいの//////)
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