一周年記念企画
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「早くしなさいリンタロウ!」
「待ってくれよ〜エリスちゃーん!」
エリス嬢を追いかけ回す幼女好き。其れが我らが首領 森鴎外。
そんな首領に私はーーーー。
「首領、お呼びでしょうか?」
「ああ、詩織君。よく来てくれたね。実は次の作戦の指示を君に任せたくてね」
「有難うございます。身に余る光栄です。どのような任務でしょうか?」
「まぁまぁ、そう急ぐことはないさ。取り敢えず席に座るといい」
そう言って首領が示したのは、首領の目の前の席だ。何時もの長方形の机ではなく、小さく丸い机だった。
断ろうかと首領に視線を向けたが、にこにこと笑みを浮かべている首領に、其れは出来なかったので失礼します。と一声掛けてから座る。
「却説、話をする前に少し確認したいのだが、いいかね?」
「はい。私がお答え出来る事であれば」
「全く、君は真面目だね。では確認だが君の次の休暇は何時かね?」
「え・・・。休暇は・・・まだ未定ですが、」
予想外の問い掛けに思わず心臓が鳴った。きちんと返答出来ているだろうか、私。
「ふむ。では、来週の日曜日に出掛けたいのだが一緒に来て貰えるかね?」
「日曜日、ですか」
「都合が悪いかね」
「いいえ!判りました。調整致します」
「任務の調整なら必要無いよ。中也君に任せてしまったからね。嗚呼、君の私的な事情なら、話は別だけど」
「・・・はい、有難うございます」
・・・・・私の予想であれば恐らくエリス嬢と外出するのであろう。きっとその護衛役として呼ばれているのだ。そう思うと、胸の辺りがズキズキとして痛い。
何度エリス嬢になれればと思ったであろうか。愛されている彼女が羨ましくて妬ましくて仕方が無いなんて、なんて最低な女なのだろう。こんなのじゃ首領の目にすら入らなくて当然だ。私じゃ駄目、なんだ。
私じゃ、あの人にあんなにも愛されるような存在になんて、なれ、ない
「ーーーくん、ーーー君、詩織君。」
「は、はい!」
「大丈夫かね、顔色が悪い様だが」
「問題ありません!呼び掛けに気付けず申し訳ございませんでした」
「大丈夫なら善いのだよ。では、本題の作戦に入ろうか」
「あ、あの、お待ち下さい。まだ外出先の詳細をお伺いしておりません」
「其れは秘密だよ。話してしまったら面白くないだろう?」
「ですが、其れでは護衛と任務が果たせません」
そう反論すれば、首領の目が点になるーーのでは無く、何故か口角が上がった。
「いいかい、詩織くん。此れは任務等では無いよ」
「で、ではどの様な・・・」
「判らないかね。私は君と一緒に私的に出掛けたいのだよ」
その言葉はストン、と私の心に入って来て
痛みを感じていた傷を和らげて、更には冷感していた心を温かくしていく。
嗚呼、やっぱりーーーー
「ではもう一度聞くよ。来週の日曜日、私と共に来てくれるかい?」
「はい。勿論です首領!」
私は、この人に恋をしてしまっている。
「待ってくれよ〜エリスちゃーん!」
エリス嬢を追いかけ回す幼女好き。其れが我らが首領 森鴎外。
そんな首領に私はーーーー。
「首領、お呼びでしょうか?」
「ああ、詩織君。よく来てくれたね。実は次の作戦の指示を君に任せたくてね」
「有難うございます。身に余る光栄です。どのような任務でしょうか?」
「まぁまぁ、そう急ぐことはないさ。取り敢えず席に座るといい」
そう言って首領が示したのは、首領の目の前の席だ。何時もの長方形の机ではなく、小さく丸い机だった。
断ろうかと首領に視線を向けたが、にこにこと笑みを浮かべている首領に、其れは出来なかったので失礼します。と一声掛けてから座る。
「却説、話をする前に少し確認したいのだが、いいかね?」
「はい。私がお答え出来る事であれば」
「全く、君は真面目だね。では確認だが君の次の休暇は何時かね?」
「え・・・。休暇は・・・まだ未定ですが、」
予想外の問い掛けに思わず心臓が鳴った。きちんと返答出来ているだろうか、私。
「ふむ。では、来週の日曜日に出掛けたいのだが一緒に来て貰えるかね?」
「日曜日、ですか」
「都合が悪いかね」
「いいえ!判りました。調整致します」
「任務の調整なら必要無いよ。中也君に任せてしまったからね。嗚呼、君の私的な事情なら、話は別だけど」
「・・・はい、有難うございます」
・・・・・私の予想であれば恐らくエリス嬢と外出するのであろう。きっとその護衛役として呼ばれているのだ。そう思うと、胸の辺りがズキズキとして痛い。
何度エリス嬢になれればと思ったであろうか。愛されている彼女が羨ましくて妬ましくて仕方が無いなんて、なんて最低な女なのだろう。こんなのじゃ首領の目にすら入らなくて当然だ。私じゃ駄目、なんだ。
私じゃ、あの人にあんなにも愛されるような存在になんて、なれ、ない
「ーーーくん、ーーー君、詩織君。」
「は、はい!」
「大丈夫かね、顔色が悪い様だが」
「問題ありません!呼び掛けに気付けず申し訳ございませんでした」
「大丈夫なら善いのだよ。では、本題の作戦に入ろうか」
「あ、あの、お待ち下さい。まだ外出先の詳細をお伺いしておりません」
「其れは秘密だよ。話してしまったら面白くないだろう?」
「ですが、其れでは護衛と任務が果たせません」
そう反論すれば、首領の目が点になるーーのでは無く、何故か口角が上がった。
「いいかい、詩織くん。此れは任務等では無いよ」
「で、ではどの様な・・・」
「判らないかね。私は君と一緒に私的に出掛けたいのだよ」
その言葉はストン、と私の心に入って来て
痛みを感じていた傷を和らげて、更には冷感していた心を温かくしていく。
嗚呼、やっぱりーーーー
「ではもう一度聞くよ。来週の日曜日、私と共に来てくれるかい?」
「はい。勿論です首領!」
私は、この人に恋をしてしまっている。