幼馴染に転生しました【番外編】
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突然ですが目が覚めると私は川沿いの芝生の上で寝ていました。
・・・可笑しい。昨日は治くんと一緒に布団で寝てたはずなのに。起きたら急に外、しかも川沿いで寝てるなんて史上最凶の黒歴史だ・・・!
とりあえず治くんがいるだろうし、社員寮に
一度戻ろうと足を進めた。
戻って鍵を開けようと差し込んで回すけど、鍵は回すどころか開きもしない。
如何してだろう。治くんが私に黙って急に鍵を変えるとは思えないしなぁ。
ふと表札が目に入る。
「え・・・・・・?」
違う。私の名前じゃない。いや、見渡しても何処の部屋にも私の名前なんてない。
自分の名前がないことに純粋に驚きを隠せなかった。
「そこで何をしているんですか?」
呆然と立ち尽くしていた私に声を掛けてくれたのは敦くんだった。
「い、いえ、ごめんなさい。帰る家を間違えてしまったみたいです」
苦しい言い訳だけど、混乱している私にはこれしか思い付かなかった。
敦くんはちょっと不思議そうな顔をしたけど、すぐに普通の顔に戻った。
「道に迷ったんですか?なら僕が案内しますよ」
「いえ大丈夫です。お構いなく」
「そうですか・・・。僕は武装探偵社の中島敦と云いますので、何かありましたら声を掛けてくださいね!」
「ええ。有難うございます。」
違う。私を知ってる敦くんじゃない。
この敦くんは私を知らないんだ。
私がいない世界、私が存在すらしない世界
私、本当の正史の場所に来てしまったの?
「あの・・・・・本当に大丈夫ですか?顔色が悪そうですけど・・・」
「・・・大丈夫です。少し考え事をしていただけですから。お騒がせしてすみませんでした」
私は軽く会釈をしてその場所から離れる。
否、離れたかった。
私は少し信じられなくて頭を冷やす為に町を歩き回っていると谷崎くんと賢治くんを見つけた。
二人なら気付いてくれるかもしれない
そんな浅はかな思いは直ぐに消えさった。
擦れ違った2人は私に見向きもせず、去っていたからだ。
私が本当に存在しないと云う事象が確信に変わった瞬間だった。
ーーそうして行く宛もなくなった私はどうすればいいのか判らず、気が付けば川沿いまで来ていた。
フサフサと沸き立つ草を下にその場に体育座りをして丸まる。
家もないし、知り合いもいないこの状況。
私はどうすれば良いのだろう・・・。
そんな途方に暮れていた私に突然あるものが目に入った。
川に流れている、あれはなんだろうか。凄い見慣れている気がする。
黒い物体の靴?・・・が見える。
って事は人の脚!?
川を流れる人物なんて私の中では一人しか浮かばなくて、自分の靴を脱ぎ捨てて急いで川へ飛び込んだ。
水流は思ったより結構迅くて一瞬溺れるかと思ったけど、何とか川岸へ引きあげる事が出来た。
「はぁ・・・はぁ・・・っ。良かった。何とかなって」
川を流れていたのは矢っ張り治くんで、真っ黒な黒い背広。そして左眼には白い包帯を巻いていた。
どう云う事だろう。
敦君がいるって事は普通なら治くんは探偵社に居ないと可笑しい。
って事はこの世界は正史じゃないの・・・?
何にしても治くんが起きてしまいそうなので
急いでその場から離れることにした。
治くんがマフィアにいるって事は彼が生きてるかもしれない。
私は其の一つの仮定を信じて探偵社にへと足を運んでみることにした。
その時、前を向いて歩いていた私は治くんが起き上がって此方を見ていたのに全く気付かなかった。
「やっと、見つけた私の、詩織。
今度こそ君を私の・・・」
そう云いながら微笑んでいたなんて、私が知る由もなかった。
多分、続きません・・・。
・・・可笑しい。昨日は治くんと一緒に布団で寝てたはずなのに。起きたら急に外、しかも川沿いで寝てるなんて史上最凶の黒歴史だ・・・!
とりあえず治くんがいるだろうし、社員寮に
一度戻ろうと足を進めた。
戻って鍵を開けようと差し込んで回すけど、鍵は回すどころか開きもしない。
如何してだろう。治くんが私に黙って急に鍵を変えるとは思えないしなぁ。
ふと表札が目に入る。
「え・・・・・・?」
違う。私の名前じゃない。いや、見渡しても何処の部屋にも私の名前なんてない。
自分の名前がないことに純粋に驚きを隠せなかった。
「そこで何をしているんですか?」
呆然と立ち尽くしていた私に声を掛けてくれたのは敦くんだった。
「い、いえ、ごめんなさい。帰る家を間違えてしまったみたいです」
苦しい言い訳だけど、混乱している私にはこれしか思い付かなかった。
敦くんはちょっと不思議そうな顔をしたけど、すぐに普通の顔に戻った。
「道に迷ったんですか?なら僕が案内しますよ」
「いえ大丈夫です。お構いなく」
「そうですか・・・。僕は武装探偵社の中島敦と云いますので、何かありましたら声を掛けてくださいね!」
「ええ。有難うございます。」
違う。私を知ってる敦くんじゃない。
この敦くんは私を知らないんだ。
私がいない世界、私が存在すらしない世界
私、本当の正史の場所に来てしまったの?
「あの・・・・・本当に大丈夫ですか?顔色が悪そうですけど・・・」
「・・・大丈夫です。少し考え事をしていただけですから。お騒がせしてすみませんでした」
私は軽く会釈をしてその場所から離れる。
否、離れたかった。
私は少し信じられなくて頭を冷やす為に町を歩き回っていると谷崎くんと賢治くんを見つけた。
二人なら気付いてくれるかもしれない
そんな浅はかな思いは直ぐに消えさった。
擦れ違った2人は私に見向きもせず、去っていたからだ。
私が本当に存在しないと云う事象が確信に変わった瞬間だった。
ーーそうして行く宛もなくなった私はどうすればいいのか判らず、気が付けば川沿いまで来ていた。
フサフサと沸き立つ草を下にその場に体育座りをして丸まる。
家もないし、知り合いもいないこの状況。
私はどうすれば良いのだろう・・・。
そんな途方に暮れていた私に突然あるものが目に入った。
川に流れている、あれはなんだろうか。凄い見慣れている気がする。
黒い物体の靴?・・・が見える。
って事は人の脚!?
川を流れる人物なんて私の中では一人しか浮かばなくて、自分の靴を脱ぎ捨てて急いで川へ飛び込んだ。
水流は思ったより結構迅くて一瞬溺れるかと思ったけど、何とか川岸へ引きあげる事が出来た。
「はぁ・・・はぁ・・・っ。良かった。何とかなって」
川を流れていたのは矢っ張り治くんで、真っ黒な黒い背広。そして左眼には白い包帯を巻いていた。
どう云う事だろう。
敦君がいるって事は普通なら治くんは探偵社に居ないと可笑しい。
って事はこの世界は正史じゃないの・・・?
何にしても治くんが起きてしまいそうなので
急いでその場から離れることにした。
治くんがマフィアにいるって事は彼が生きてるかもしれない。
私は其の一つの仮定を信じて探偵社にへと足を運んでみることにした。
その時、前を向いて歩いていた私は治くんが起き上がって此方を見ていたのに全く気付かなかった。
「やっと、見つけた私の、詩織。
今度こそ君を私の・・・」
そう云いながら微笑んでいたなんて、私が知る由もなかった。
多分、続きません・・・。