貴方とのさよならを
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あれから数週間が経ち、少しずつ薬の量は増えていった。体調もあまり良くない日々が続いたけど、
あの人には何とかバレずに過ごせている。
結構な量の資料を持って執務室へ向かっていると丁度廊下に中也がいた。
中也と会うのは医務室のあの時以来だ。
「久し振り中也」
「お前・・・動いて大丈夫なのか?」
「大丈夫だよ。薬の効果が効いてるから」
「だからって無理すんなよ。其の荷物少し寄越せ」
「、、、持ってくれるの?」
「嗚呼。だから貸せ」
彼の言葉に甘えて半分くらいの資料を渡すと中也は其の儘歩き出した。どうやら執務室まで一緒に運んでくれるらしい。
「ったく。太宰の野郎は何やってやがんだ」
「ソファーで鼻歌を唄って寝っ転がってたよ」
「はぁ!?あの野郎・・・・・・!手前も少しは注意しろよ」
「一応上司だしなぁ。時々云ったりしてるんだけど」
「お前が云って治んねぇなら、本当救いようのねぇ糞野郎だな」
はっきりとそう云う中也に苦笑してそんな会話をしていると、もう扉の前に着いてしまった。
「ここまでで大丈夫だよ。手伝ってくれて有難う」
「嗚呼。また何か会ったら絶対に俺に連絡しろ」
「其れは頼もしいなぁ。でも私じゃなくて折角だし、彼女作って遣れば良いのに」
「はぁ!?そんな奴いねぇよ・・・」
「好きな人も?」
あ、中也の顔が林檎の様に真っ赤だ。
「い、今は関係ねぇだろ!この話は止めだ!」
「はいはい。じゃあね中也」
中也は振り返る事もなく顔を真っ赤にしたまま帰って行った。
ああいう人の彼女だったら幸せなのだろうと何時見ても思う。
そんな事を思いながら執務室の扉を開けた。
あの人には何とかバレずに過ごせている。
結構な量の資料を持って執務室へ向かっていると丁度廊下に中也がいた。
中也と会うのは医務室のあの時以来だ。
「久し振り中也」
「お前・・・動いて大丈夫なのか?」
「大丈夫だよ。薬の効果が効いてるから」
「だからって無理すんなよ。其の荷物少し寄越せ」
「、、、持ってくれるの?」
「嗚呼。だから貸せ」
彼の言葉に甘えて半分くらいの資料を渡すと中也は其の儘歩き出した。どうやら執務室まで一緒に運んでくれるらしい。
「ったく。太宰の野郎は何やってやがんだ」
「ソファーで鼻歌を唄って寝っ転がってたよ」
「はぁ!?あの野郎・・・・・・!手前も少しは注意しろよ」
「一応上司だしなぁ。時々云ったりしてるんだけど」
「お前が云って治んねぇなら、本当救いようのねぇ糞野郎だな」
はっきりとそう云う中也に苦笑してそんな会話をしていると、もう扉の前に着いてしまった。
「ここまでで大丈夫だよ。手伝ってくれて有難う」
「嗚呼。また何か会ったら絶対に俺に連絡しろ」
「其れは頼もしいなぁ。でも私じゃなくて折角だし、彼女作って遣れば良いのに」
「はぁ!?そんな奴いねぇよ・・・」
「好きな人も?」
あ、中也の顔が林檎の様に真っ赤だ。
「い、今は関係ねぇだろ!この話は止めだ!」
「はいはい。じゃあね中也」
中也は振り返る事もなく顔を真っ赤にしたまま帰って行った。
ああいう人の彼女だったら幸せなのだろうと何時見ても思う。
そんな事を思いながら執務室の扉を開けた。