貴方とのさよならを
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薬を飲んで中也と別れた私は少し休んでから再び執務室へ向かった。
扉に恐る恐る耳を澄ますともう話し声は聞こえず、誰の気配も感じない。
一応声を掛けてみるも応答はなかった。
扉を開けると居たはずの二人の姿はない
また何処かに出ているのだろうと判断し、机に向かおうとした瞬間行き成り手首を掴まれた。
吃驚して後ろを振り向くといなかったはずの人物がいた。
「お帰り詩織」
「太宰・・・幹部・・・」
「君が時間通りに来ないなんて珍しいね。何かあったのかい?」
「いえ、少し首領から頼まれて別途で調べ物があったものですから」
「ふーん。そうなんだ」
太宰幹部は私の手を取り、歩いて私をソファーに座らせ、羽織っていた外套を背中に被せる。
その行動の意図が分からず問い掛けた。
「あの、太宰幹部。これは一体・・・」
「君の顔色が少し悪そうだからね。休むといい」
その言葉に驚愕して目を見開いた。
まさか、私が病気を患っているのがバレているのだろうか。
「その工合の悪さも偶々なのだろう。ゆっくりし給え」
・・・良かった。その口振りからして何とかバレてはいなさそうだ。
「すみません。有難うございます・・・」
「気にする事はないさ。君は私の彼女なのだから」
「・・・・・・・・・」
『彼女』
そんな名目もうすぐで消えるのに
今更なんでこんなに優しくしてくるのだろう。
私は太宰幹部の真意がよく分からずにいた。
扉に恐る恐る耳を澄ますともう話し声は聞こえず、誰の気配も感じない。
一応声を掛けてみるも応答はなかった。
扉を開けると居たはずの二人の姿はない
また何処かに出ているのだろうと判断し、机に向かおうとした瞬間行き成り手首を掴まれた。
吃驚して後ろを振り向くといなかったはずの人物がいた。
「お帰り詩織」
「太宰・・・幹部・・・」
「君が時間通りに来ないなんて珍しいね。何かあったのかい?」
「いえ、少し首領から頼まれて別途で調べ物があったものですから」
「ふーん。そうなんだ」
太宰幹部は私の手を取り、歩いて私をソファーに座らせ、羽織っていた外套を背中に被せる。
その行動の意図が分からず問い掛けた。
「あの、太宰幹部。これは一体・・・」
「君の顔色が少し悪そうだからね。休むといい」
その言葉に驚愕して目を見開いた。
まさか、私が病気を患っているのがバレているのだろうか。
「その工合の悪さも偶々なのだろう。ゆっくりし給え」
・・・良かった。その口振りからして何とかバレてはいなさそうだ。
「すみません。有難うございます・・・」
「気にする事はないさ。君は私の彼女なのだから」
「・・・・・・・・・」
『彼女』
そんな名目もうすぐで消えるのに
今更なんでこんなに優しくしてくるのだろう。
私は太宰幹部の真意がよく分からずにいた。