貴方とのさよならを
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「此処におったのかえ詩織」
「姐さん。」
廊下を歩いていると聞き慣れた声がした。
女性らしい上品な動作で声を掛けてくれたのは紅葉姐さんだ。
「どうかしたんですか?」
「如何したも何も大丈夫なのかえ?また顔色が悪くなった気がするぞ」
「大丈夫ですよ。太宰幹部に扱き使われてるだけですから」
「・・・・・・太宰の奴とは上手くいっておらんのか?」
「そう、ですね。余り良好とは云え無いかも知れませんね」
「そうかえ。何かあれば直ぐに私に云うのじゃぞ」
「はい。有難うございます」
有難うございます姐さん。そしてごめんなさい。
私もう、そんなに長くないんです。
もうすぐバレちゃうかもしれないけど今だけは嘘をつくのを許して下さい。